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抗生物質と人間-マイクロバイオームの危機
著者 山本太郎著
増加する生活習慣病,拡大する薬剤耐性菌.その背後には抗生物質の過剰使用がある.抗生物質の服用によって攪乱され失われていくヒト常在菌叢(マイクロバイオータ).万能の薬はいま...
抗生物質と人間-マイクロバイオームの危機
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抗生物質と人間 マイクロバイオームの危機 (岩波新書 新赤版)
商品説明
増加する生活習慣病,拡大する薬剤耐性菌.その背後には抗生物質の過剰使用がある.抗生物質の服用によって攪乱され失われていくヒト常在菌叢(マイクロバイオータ).万能の薬はいまや効力を失い,私たちは「ポスト抗生物質時代」に突入しつつある.最新の科学的知見をもとに,その逆説の意味を問う.
目次
- 目 次
- プロローグ──抗生物質がなくて亡くなった祖父母、抗生物質耐性菌のために亡くなった祖母
- 第1章 抗生物質の光と影
- 二人の患者──エピソード1/ペニシリンの発見/劇的な効果/抗生物質が効く仕組み/コモンズの悲劇/耐性菌の登場/進化の安定戦略が教えてくれるもう一つの重要なこと/急増する肥満は現代の疫病か/アレルギー/糖 尿 病/現代の疫病
- コラム 碧素一号の完成
- 第2章 微生物の惑星
- レーウェンフックの見たもの──エピソード2/微生物の惑星/ウーズの分類体系/微生物がつくるネットワーク
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紙の本
抗生物質との付き合い方に、自分なりの基準が持てた
2019/11/07 20:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
抗生物質の副作用については研究が続いていますが、これまでに見られている傾向や免疫の仕組みに基づいた考察が述べられています。
事実と仮説が区別して書かれており、読みやすかったです。今後は体調を崩して細菌感染の症状が出ても、抗生物質が必要か否かは自分でも考えるようにしたいと思いました。
なお、著者は医師であり、同名の政治家とは別人です。念のため。