- 販売開始日: 2018/02/07
- 出版社: 裳華房
- ISBN:978-4-7853-5119-9
回遊・渡り
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回遊・渡り
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商品説明
※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
動物は、生活史の中のさまざまな段階で、さまざまな理由により、さまざまな距離を移動する。鳥の渡りや魚の回遊などは、摂食、成長、生殖や体液浸透圧調節などの生理機能に密接に関連し、季節の移り変わりに応じて起きている。一方、予期せずに起こる生息環境の変化に対応するためにも動物は移動する。
本書は、回遊と渡りに代表される“移動”のしくみをホルモンの側面から解明しようとする研究の成果を基に、水圏から陸、空のさまざまなフィールドで繰り広げられる動物の生き生きとした“移動”の様を紹介するものである。
2章で基礎となる神経内分泌学を概説した後、昆虫(チョウ)、魚類(アユ、サケ、クサフグ)、両生類と爬虫類、鳥類、哺乳類(クマ)の“移動”を取り上げ、第一線の研究者がわかりやすく解説する。
目次
- 1.序論 [浦野明央・安東宏徳]
- 2.回遊・渡りの基礎となる神経内分泌学の概説 [浦野明央]
- 3.チョウの渡り [山中 明]
- 4.アユの両側回遊 [矢田 崇・安房田智司・井口恵一朗]
- 5.サケとクサフグの産卵回遊 [安東宏徳]
- 6.両生類と爬虫類の移動 [朴 民根・山岸弦記]
- 7.鳥類における渡りの生活史段階の制御 [John C. Wingfield, Marilyn Ramenofsky(訳・浦野明央)]
- 8.クマの移動と冬眠 [坪田敏男]
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