読割 50
電子書籍
忍法双頭の鷲
著者 著者:山田 風太郎
延宝八年、徳川四代将軍家綱の死去と同時に、後継者をめぐって劇的な政変が起きた。新将軍には、若年寄堀田筑前守が擁立する綱吉が就任、それまで権勢を誇っていた大老酒井雅楽頭(う...
忍法双頭の鷲
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
忍法双頭の鷲 改版 (角川文庫)
商品説明
延宝八年、徳川四代将軍家綱の死去と同時に、後継者をめぐって劇的な政変が起きた。新将軍には、若年寄堀田筑前守が擁立する綱吉が就任、それまで権勢を誇っていた大老酒井雅楽頭(うたのかみ)は失脚した。そして、それに伴い、公儀隠密の要職にあった伊賀組が解任され、替って根来(ねごろ)衆が登用されたのである。主命を受けた若き二人の根来忍者、秦漣四郎と吹矢城助は、隠密として初仕事に勇躍、江戸を後にした。だが、彼らの行く手には、復讐の怨念に燃える伊賀忍者たちの執拗な妨害が……。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
忍びの者という闇社会に住む人間の悲哀が偲ばれる作品でした。
2019/08/31 10:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
忍びの者という闇社会に住む人間の悲哀が偲ばれる作品でした。為政者(将軍)の意向を受けて汚れ仕事に従事、秘密を知り過ぎた頃合いで伊賀から根来、根来から甲賀と使い捨というか根絶やし策に翻弄されていく悲しい定めに同情してしまう。格好良い「忍者もの」と思って読んだが、むしろ闇社会の悲哀を強く感じる作品だった。山田風太郎といえば伝奇的色彩の強い「忍法もの」(忍法帖シリーズが有名)が有名過ぎて、ついその流れで読んだがそれとは異なる側面を見たといった感じ。本作は、テレビドラマの原作を小説化したものらしい。