毒母ですが、なにか

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10代で両親を亡くし、猛烈な努力で人生を切り開く
りつ子。東大合格、名家御曹司との結婚、双子誕生。
そんな彼女は、子どもたちに最高の教育を与える
ことを次なる目標に定め…。幸せを求めて猛進する
女のブラックコメディ。

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努力で自分の人生をほぼ思い通りに進めているように思える。それなのに、結婚って。結婚相手の選び方に難があったように思えたが。これほどの力があるのなら、他人に頼らない生活が1番だと思う。相手に期待すると裏切られガックリするもの。ま、時代だからしかたないのか。
そして娘への執着。自分と同じような失敗はさせたくないという親心なのか。親子と言えども大きなお世話だ。

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水と油のような母娘だ。小学受験のくだりは読むのが辛かった。
りつ子自身も苦労を重ねた。両親が早くに亡くならなかったら人生違っていた事だろう。
環境が彼女を頑なにしてしまった。
年老いても娘に対抗する母、恐ろしすぎる。

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親戚から見下されて育ったりつ子。双子の子供を持ち、子供達の将来を考えてと、お受験に異常な熱を上げる毒母となった。

著者の「あしたの朝子」が好きです。
似たような時代背景の話なのに、りつ子さんと朝子さんが違いすぎて驚かされました。

お受験に向かう親の一部には、りつ子のようなことはあるようですが、あまりに過剰で、子供時代の星良を本気で心配しました。
折しも相性の悪い母娘の話を読んだばかりだったので、またかという思いもありましたが、最後には娘が母から離れていくのはやはり同じでしたね。
娘を持つ母としては、読んでいて悲しいものがありました。

よそのお宅の話を覗き見した感じで興味深く読みましたが、りつ子さんがどうしても好きになれませんでした。

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毒母ですが、なにか
山口恵以子さん。

16歳で両親を亡くし、
努力根性美貌で、
幸せを掴み取った主人公。
男女の双子を産み、
もっともっと幸せになれる！と
思いきや、
息子は難関付属小学校受験に合格したものの、
娘は、何をやってもダメと決めつけて。
プレッシャーを与え不合格。
その後も、
こんなはずじゃなかった。
私の言うことを聞いていれば、間違いない。と、
娘を追い込み。
そんな中、
息子を不慮の事故で亡くし。
優しい夫も、愛人を作って離婚。
それでも。
自分は間違っていない。
と強気の主人公。
リストカット・過食症等を経て、
自分の道を歩き出した娘。
毒殺する母。
自らの過去を手記にして出版。
それを見た主人公。
なぜ？なぜ？なの？と
嘆きながら、
パワフルに大復活！
自分は悪くない。
みんなに伝えなきゃと、
毒母ですが、なにか
を出版することを決意。
元気みなぎる。
すごすぎた。
たしかに、
主人公も可哀想な所はあるけれども、
自分勝手な感情。のめり込む育児。怖かった。
でも。
もしかしたら、
みんな、胸の奥底にある感情かも。
面白かった。

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双子の母となったりつ子の、子供時代から老女となるまでを、母としての姿を描く。タイトル通り毒母なのだが、母親なら誰でも当てはまるところがあるのでは。姑や小姑を見返したくて、子供たちの為というたてまえを振りかざす。「良い母親」の意味を履き違えてるりつ子が自分と重なって、イタい。最後まで変わらないりつ子に、読後重たい気分になった。

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私自身、実母といい関係ではない。りつ子と星良ほどではないけれど、母から離れたくて仕方がなかった。
だから、自分に娘ができたとき、不安で娘との関係を心配していた。今のところ、問題はないと思っている。なので、母の気持ち、娘の気持ち、どちらもわかるので興味深く一気読みしました。

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山口恵以子さん「毒母ですが、なにか」、２０１７．１０発行です。山口恵以子さんの作品はだいたい楽しく読んでます。時々読むのに時間を要す作品にも出会います。「毒母ですが、なにか」も読み始めて４日、まだ数十ページでうろうろしてます。読み続ければきっと読み応えがあるんだろうなと思いつつ、楽しそうな本も沢山控えてて、そして、そんなに時間が残されてるわけでもない身、途中で中止しました

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16歳で両親を事故でなくしたりつ子のその後の人生。がんばって東大に入ったあたりまでは、ああすごい!と読めたけど、その後は、ともかく不愉快。嫌らしい。
でもそう感じたのは、わたしだけでは無いようで、レビューには似たような感想が。

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りつ子さんは、極端な例だと思うけど、こういう人は少ないからずいるし、自分も無駄にお金があって、他に生きてく目的や夢中になることがなかったら、こうなる可能性もなきにあらず。
でも、やっぱりりつ子さんは、全く好きになれず、読んでてイヤな気分になってしまった。
子供はアクセサリーじゃないんだぞー‼︎

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最後まで読むとそんなに悪い母親かな？と思ってしまった
姑にいじめられ旦那は愛人を作り自業自得の部分もあるけど他人の目からは同情の余地もあるような
合わない娘からしたら全ての元凶としか思えないにしても他はさて置き過ぎないかな

最後のお手伝いさんに共感です

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りつ子さんも星良さんは親子じゃなかったら
もっと幸せになれたのに・・・
縁を切るのが幸せという関係もあると思いますね
星良さんが　さっさと離れればいいのに
と思うでしょうけど
なかなか子供から見放せないんですよ・・・

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実際に毒親なのかと本気で思ってしまうほどに気が狂っているとしか思えないような心情を丁寧に描写していて、見ていてうわあ……と引いた気持ちになりつつも興味深さから読み終えました。

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一気に読み進めれた。
わたしの母もこんな感じ。今姉は、買い物依存症で精神的におかしい。
わたしは二児の母であるが、たまに母と似てるように怒っているのを感じて、気をつけなければとおもう。
子供は私ではない。所有物でもない。信頼関係をしっかり築いて、愛を伝えていかなければ。と。おもった。

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高校生で両親を亡くし、初めて会う父親の郷は富豪だった。引き取られて生活の心配はなくなっても、育ちの違う身内に蔑まれないよう、自分の居場所作りに励む。幸せな結婚したはずが、人より上に立ちたい負けん気が家族を巻き込んでその幸せを自ら壊していく。りつ子の晩年は淋しいはずだが、それに気づくこともない。