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海は見えるか
著者 真山仁
東日本大震災から一年以上経過しても復興は遅々として進まず、被災者はいまだに“普通の生活”すらできずにいた。だがそんな町で、自らも阪神・淡路大震災で妻子を失った教師・小野寺...
海は見えるか
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海は見えるか (幻冬舎文庫)
商品説明
東日本大震災から一年以上経過しても復興は遅々として進まず、被災者はいまだに“普通の生活”すらできずにいた。だがそんな町で、自らも阪神・淡路大震災で妻子を失った教師・小野寺は、子どもたちの胸に希望を灯すため、奮闘し続けていた……。被災地の現実と祈りを見つめ、生き抜く人々の勇気を描き切った珠玉の7篇、連作短篇!
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最も重い
2021/04/14 10:55
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投稿者:怪人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「そして、星の輝く夜がくる」の続作である。応援教師小野寺徹平の被災地小学校での2年目の出来事を描き、PTSD、避難県外移住、震災遺児、防潮堤の問題を扱っている。どれも重要な課題だが、書名には防潮堤に関係する海岸環境復活活動を扱った章題「海は見えるか」が使用されている。
自治体などの災害復旧復興事業は10年が経過し、着々と終了しつつあるが、まだ進行中のものもある。防潮堤問題は海岸環境保全は勿論のこと、地域の復興再生、住民の帰還などによるコミュニティの再生に強く関連している。しっかり検証評価してもらいたいが、その是非に関する答えは各地域ですでに出ているのではないだろうか。