0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
声優として活躍されているので説得力があります。声優として生きていくためには相当な覚悟が必要なんだとわかります。
紙の本
厳しいけれど魅力有る世界
2019/06/06 04:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藤和 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ベテラン声優による、声優とはどんな仕事かという本。
レクチャー本とかそう言う感じでは無く、どちらかというとエッセイに近いかも。
ただ、声優を目指したり本職にしたりする上で押さえておきたいポイントや心構えが所々に散りばめられているので、声優を目指したい人は一度読んでみてもいいかも。
全体としては読みやすい。
投稿元:
レビューを見る
あっという間に読める。
知ってそうで知らない声優という人たちの世界。
ひとつひとつのエピソードについて、もっと深掘りして聞いてみたい気持ちになった。それでそれで?どうしたの?どうなったの?と問いかけたくなるような箇所が多く、肝心なところは教えてくれないのね、という気分に・・・。
その一方で、もしかすると一番肝心なところは文章にはできないのかもしれないとも思う。表現者というのはそういう感覚的なところも大きいだろうから。
日本語力と読解力がとても重要な要素になるというのもなるほどなぁと思った。黙読するのと声に出して読むのは全く別物で、それがプロの世界ともなればなおさらというのは想像に難くない。
この本を読んでいて終始感じていたことは、著者はこの仕事が心底好きなんだろうなぁということ、本当に楽しいんだろうなぁということ。それはブレない空気となって行間に漂っている。
投稿元:
レビューを見る
今や声優さんも表舞台で活躍される方々が増えた。
私は今まで「あ、この声聞いたことある」と思っていたくらいだったが、興味本位でこの本を手に取ってみた。
「声優」と一言に言っても、アニメや映画だけではないナレーションや教材等様々なお仕事があることを知った。
演技(表現)を極める職人であり、著者が「声優」を「俳優」と称していたことに思わずなるほどと思ってしまった。
へえと思える「声優」の世界を覗けて面白く、今後のアニメや映画(もちろんその他の番組も)を見る際に「声」に注目してしまいそうだ。
また、著者の考えに共感する部分もあった。
日本語力へのプロ意識が高い点、自ら考えることの大切さを重視している点等、他の道を歩んでいく上でも参考にしたいものがあった。
投稿元:
レビューを見る
日本全国の女子のお世話してる系声優・森川智之さんの本。
声優全般の仕事の話というより、森川智之さんの声優としての仕事の話。
彼がどういった信念で声優という仕事をしているのか。
彼をここまで大きくした下積み時代や経緯など。
声優ってそんなに詳しくないんですけど、どんな風に声優が生まれるのか、どんな風に仕事しているのか、簡単に知ることができました。
最近よくある俳優が声優をやることについてとか、読んでいてなるほどなと思ったり。演じるという点では変わらない。
映画『アイズ・ワイド・シャット』は絶対見て見ようと思った。そんな思いのこもった森川さんの声を聞いてみたい。
そして最近の映画もそれくらい力を入れて声優さんを選んでほしい…難しいだろうけど。
巻末には21ページにおよぶ森川さん出演作品の紹介があったり、途中「編集者所蔵のもの」が出てきたりするので、この本、たぶん編集者の趣味でできたのでは…と勝手に勘ぐってしまいました。たぶん。
投稿元:
レビューを見る
ゲーム「FFⅦ」のセフィロスやゲーム「アンジェリーク」のエルンスト、洋画の吹き替えでお馴染みの森川智之が声優として、またアクセルワン代表取締役として仕事に対しての考えをまとめたもの。最近新書で「声優」関係の本が続々と出版されていますが、本書はプレイングマネージャーだからこそ感じる業界全体の動きもあるんだろうなと思えました。役者としての森川さんと経営者としての森川さんが見えて面白い。「日本語をきちんと読める/理解できる。」って、そういえば難しいなと再確認。日本中の女の子をお世話している帝王の言葉は重い。
投稿元:
レビューを見る
岩波から声優さんの本を出すとは驚きでしたが、声優という職業がどういうものなのか、どんなことを意識して演じているのか、オーディンションなど森川さんがご自身の経験からわかりやすく語っていました。
最近、ベテランの声優さんがテレビで裏話など語っていてるのを聞くと、裏方的な感じだった職業だからこその大変さ面白さがたくさんあるようなので、こういうエッセイ本もっと読んでみたいなぁと思いました。
投稿元:
レビューを見る
しばらく前から大衆化、バラエティー化の進む「岩波新書」だが、さすがに現役声優の著作が出たのには驚いた。編集者の私物らしい「ボーイズラブ」CDの写真が載っていて、キャプションに「受け」「攻め」などといった言葉が平然と出てくるのを見ると、「岩波新書よどこへいく?」と気が気でない。
内容の方は、自伝的叙述と最近の業界事情への懸念が中心で、40代後半以降の男性声優にありがちな「説教臭さ」が部外者には鼻につくが、それだけ最近の若手声優やそれを取り巻く環境が危機的状況にあるということなのだろう。むしろ「岩波ジュニア新書」あたりから完全に声優志望の少年少女向けの指南書として出版した方が良かったのではないか。
投稿元:
レビューを見る
声優事務所経営も行っている方のため、純粋に声優業のことだけでなく、その周りの事情、マネジメント面や組織論にまで及んでいて興味深い。他の人へのアドバイスも、現状と指示と結果を見ることによって、自分のこととして活かせるのはオケも同じで、私も特に若いころは、合奏での他のパートへ指示が出るときは同じようによく聴くようにしていた。それと、共演声優と阿吽の呼吸というか、ちょっとした「言葉以外のやり取り」で状況が変わっていくことを楽しむというスリリングな感じは、私も楽器で一回だけデュオを弾いたときに味わったことがあるなと思いました。
投稿元:
レビューを見る
岩波新書で現役声優さんの本!やばい!すごい!と興奮しつつ読了。なんというか、時代が変わりましたね。
森川智之さんの出てる作品、なんだかんだで見たり聞いたりしたことのあるものは多くて、あとアニメマシテの堀内さんとの回も見てたんだけど、こういう考え方でお仕事されてたんだなぁ、というのがわかって、改めて森川さんの出演作品見たい/聴きたいなぁ、と思ったのでした。
ところで編集者さん、森川さんのファンなのかな…と編集者さん所蔵CD写真を見つつ思ったりなど。
投稿元:
レビューを見る
ボーイズラブの世界では「帝王」と称されるほどの人気声優でありながら、自ら声優事務所や養成所も経営し、その社長も務めるという二足の草鞋を履く森川智之。プロの眼から声優という仕事の本質と自らの想いを記す。
投稿元:
レビューを見る
自分の実績の説明に終始していて、自慢話を聞かされている感覚になる。羽生さんの自伝と立て続けに読んだから余計にマイナスが際立った。
投稿元:
レビューを見る
声優界の帝王、森川さんの新書。森川さんが声優を育てる中でどのようなことを心掛けているのかについて書かれている部分は、会社に勤め、新人教育を行っている人のためにもなるのではないだろうか。それぞれの、例えば三石琴乃さんバージョンの「声優」、坂本真綾さんバージョンの「声優」、鈴村健一さんバージョンの「声優」も読んでみたい。
投稿元:
レビューを見る
一瞬で画面に惹きつけられた声。
声の好みは色々ありましょうが、私にとってはいつも完璧な声。
推してるはずなのに、何故か一度でこの人だと気付けない、不思議な声。
この本を読んで、その秘密が分かった気がします。
声優とは声の職人であり、演技することの楽しさや難しさ、1ミリ2ミリで声を修正する技術、基本となるのは読解力…
ああ、だから…と、納得することがたくさん。
ひと言ひと言にしびれます。
またこの本からは、常に仕事に向き合い、考え、誰も歩いたことの無い道を進んできた姿も見えてきます。
いや、こんな表現では足りない、未熟な感想で本に申し訳ない。
とにかく「好き」があふれて読み終えた本でした。
投稿元:
レビューを見る
自ら声優事務所の社長も務める人気声優、森川智之さんが声優としての半生や、声優のあり方について語った本。
プロフェッショナルとしての声優の本質が書かれており、声優を志す方は一読することをオススメします。