藤和さんのレビュー一覧
投稿者:藤和

ゲーム理論入門の入門
2019/09/12 22:05
実戦しながら読む感じ
7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ゲーム理論の中でも主に「ナッシュ均衡」についての解説にページ数を割いてる。
一部確率の計算などが出てくるので計算苦手な人はそこで怯むかも知れないけど、ちゃんと答えを出してくれているので大丈夫。
「ゲームの木」という図の作り方や辿り方も丁寧に教えてくれて、入門の入門にはいい感じ。
第6章あたりになるとさすがに難しくなってくるけど、文体が軽快なので読みやすさがある。
巻末にお勧めの本が載ってるのも嬉しい。

美しすぎる地学事典
2022/01/27 15:43
楽しい地形旅行
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
世界各地のすごい地形や地層をきれいな写真付きで解説してくれてる本。
1ヶ所あたり写真込みで4ページでまとめられてるので読みやすい。
専門用語がちょくちょく出てくるけれども、何度でも説明してくれるのでたすかる。
2021/03/04 20:34
駆け引きがすごい
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
この巻はバトルや取引、メンバー選びなど、色々なシーンでの駆け引きが楽しめる。
今まで隠されていたことが明らかになったりもするので、今まで読んできた人はぜひ読んで欲しい。

ケーキの切れない非行少年たち
2020/03/09 04:30
忘れられた人々
6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
これはかなり真剣に、非行少年の更生について考えている本だと思う。
どう言ったことが根本の問題としてあるのか、それの解決法はどうしたら良いか、そう言うことを考察している。
いくつか自分も身につまされる内容もあって、読んで良かった。

死を招くファッション 服飾とテクノロジーの危険な関係
2019/12/11 15:55
どうすればいいのってなる
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
18世紀から20世紀に到るまで、華やかなファッションが影でどの様な悪影響を及ぼしていたかという話を纏めた本。
前半は帽子の形成や服の染色で使われた毒物での害の話、後半はデザインや素材によって起こった事故のの話という感じです。
見ていてつらい物も含めて画像資料が多く、話のイメージを捉えやすいです。
頻繁に用語の説明もはいるので、どうしようもなく用語がわからないと言うことは少ないかと。
でも、読み終わった後は本当にどうすればいいのという感じになりますし、そこを考えさせるのがこの本の主旨なのかなという気もします。
創作などされる方は、資料として持っていても良いかも。

生き残った帝国ビザンティン
2022/07/18 20:12
ビザンティン帝国の興亡
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ビザンティン帝国の興りから滅亡までをコンパクトにまとめている本。
たまに筆者の想像なんかも交えつつ、どういった時代にどのような皇帝がいたかを手がかりに解説してくれている。
今とはだいぶ価値観が違う時代の話なので、色々と新鮮。
2020/07/22 19:14
あの頃に帰れない
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
前巻で最後不穏な動きを見せていた主人公ですが、なんというか、もう無邪気だったあの頃には戻れないのだなという感じです。
色々な人が地獄だと言っていますがそれを全く否定出来ない。
一体どうなってしまうのだろう……

華氏451度 新訳版
2020/07/10 13:45
あったかもしれない未来
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
本が禁制品とされる世界の話で、これはなんというか、私たちが暮らしてる現実の世界でも、一歩間違えばこんな風になったのかも知れないなと感じた。
なったのかもしれないと言うよりは、これから先もこの話のような未来を辿る可能性は残っているなと。
思考することは手放してはいけないんだなぁ。

古代中国と中華風の創作事典
2020/04/13 09:24
もっと早く欲しかったやつ
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
中華風の創作事典とあるように、古代中国辺りを中心に、歴史の大まかな流れや武具、食べ物、思想、神話など、ひとつひとつ専門書を当たろうとするととんでもない物量になる情報をかいつまんでコンパクトにまとめてくれている。
詳しさや正確性は専門書に及ばないけれども、調べるきっかけとして事象などを知るのには便利。
創作に使う場合どんなアレンジを加えることができるかなどの例も出してくれているので、中華風のお話を書いてみたい人は1冊持っていても良いと思う。
ただ、誤字脱字が少々目立ちます。
2020/04/02 03:54
すごくわかる
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
どうしても後回しにしてしまい結果たまった物を片付けるのが面倒くさくなるループ、すごくわる。
そのループから抜け出すきっかけをこう作っていったというのを紹介しているエッセイコミック。
一度に全部、なにからなにまで変えるというのではなく、ちょっとずつステップアップしていく感じなので、ずぼらな習慣を改めたいな。と言う人は参考にしたり、気負いすぎないように読んでみてもいいかも。

有職装束大全
2019/11/23 04:50
情報量がすごい
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
皇室を中心とした公家や武家の服装を平安時代ちょっと前から明治時代くらいまで解説してくれている本。
特殊な読み方の感じが多いけれどわりと頻繁にふりがなを振ってくれているし、肝心の装束も文字だけの説明だとイメージしづらいところをイラストや写真を交えて解説してくれているので捉えやすい。
地位ごとに使える色とか、色の重ね方、文様についても画像付きで載っているのでとてもよい。
巻末に用語の一覧も載っているのも助かる。

ソロタビ松江・出雲 ひとり旅って、こんなに楽しい!
2019/05/01 02:02
ひとりでも旅ができる!
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
観光スポットの紹介自体は一見何の変哲も無い感じだけど、自家用車を使わずに回れるスポットがメインなのと、最寄りのバス停や駅から徒歩何分なのかとかそういう情報は嬉しい。
巻末の方に荷物のまとめ方のコツや、松江や出雲その物に各地からどう出るルートがあるのかわかりやすい解説が載ってるのも嬉しい。
ざっくりとしたモデルプランもあるので、それを参考にアレンジしたりできるので、ひとり旅でなくても使えそうな本。

鬱の本
2024/01/27 02:37
様々な鬱と憂鬱
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
鬱の形もいろいろあるなぁ!
84人の著者による、鬱と鬱の側にいる本のエッセイ集。
それぞれにしんどそうだけれど、個人的には死ぬことがそれほどこわくない人が自分以外にもいると知れたのがよかった。
この世に生まれてきたこと以上の不幸は無いもんなぁ。

セールスコピー大全 見て、読んで、買ってもらえるコトバの作り方
2023/04/21 21:56
セールスコピーの塊
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
セールスコピーを書くコツを解説している本なのだけれど、もう本文すべてがセールスコピーの塊と言っていいレベルで読まされる。
嘘をついてまでコピーを考えろとかそういったよくないことは否定しているので、実直に、でもテクニックを使ってセールスコピーを考えたい人が参考にするにはとてもいい。
本文の組版からして読みやすい。本職は違う。