紙の本
スティーヴンスンらしいといえばらしい
2019/03/02 13:14
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投稿者:しゅんじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あと一年。始まったばかり。絶望があまりに深いとみんなおとなしいのかな。人類がわりと冷静でおとなしい。長さの割に一気読み。これは勢いで読む本だなあ。
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いいですね、このリアルなSF。突拍子のない設定もなく、然もありなん、と読み進められる。
全3巻でどこまで描ききるのか、続きも楽しみ。
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”衝撃の近未来破滅パニック超大作”だそうだ。
ハードSF的に科学的描写があって、それだけに無理なんじゃない?って思える展開もあるけど…さて?
うーん、次も読んでみなきゃ
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さて、月が7つに割れてやがて地球に大災害が起こるというストーリーの三部作第1巻。正直なところあまり面白くないです。まだ、動き始めていない感じ。2巻以降に期待かな。宇宙ステーションの内部を拡張する描写がピンとこなかったです。
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いきなり月が七つに分裂するところから始まる。その結果、人類が一年ちょっとで滅びる恐れが出てきた。何も対策をしないわけではない。ノアの方舟のように、人類を宇宙ステーションに逃そうという案が採択される。ただし、人類すべてが宇宙に逃れられるわけではない。抽選で選ばれたごく一部の人だけだ。冒頭はパニックである。でも、人類は大人なのか混乱に陥っているわけでもなく、第一巻ではそれなりに秩序ある行動をしている。以降の巻ではどうなるだろうか。元々一冊の本なので、本書だけで完結していない。第二巻以降が楽しみだ。
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断裁の後に手塗り?で茶色くしてるという製本に気を取られ手にする。新書サイズで二段組、全部で3巻なので結構な分量…
冒頭いきなり月が…から始まるのはインパクトあって良いが、そこからがちょっとまどろっこしい。またメカニカルな描写もちょっとイメージしにくかったかな。SF慣れしている人は大丈夫なんだろうか?途中からそういったディテールを気にせず読んでいたけど、ここからどうなるのか気になる程度には楽しめた。2巻以降に期待です。
ただ、三冊で計約6,000円。元は一冊とのことなので日本語版少し割高な感じも…
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〈エージェント〉によって突如として月が分裂。原因は不明ながらシミュレーションの結果、月だったものは指数関数的に分裂を繰り返し、破片が地球に降り注ぐ〈ハードレイン〉が2年後に迫っていることが判明する。
これからまだまだ加速しそう。
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オバマ前大統領やビル・ゲイツ氏が高く評価したことで日本でも有名になったハードSFの長編Sevenevesの全訳。原著は850ページ超の1冊らしいが、翻訳版は3分冊、約1, 000ページ。3冊合計で税込6,156円とこの種の本にしてはかなり高価。(版権料の問題だろうが)ちなみに原著(英語現版)は時点でAmazon.comでハードカバーが 定価$37.50実売$18.94、ペーパーバック$14.70、Kindle$6.56。
編集について
翻訳を評価できるほどの英語力はないし、原著を読んだわけでもないが、次の点は編集に問題があると思う。
まず、日本語がかなり読みにくい。語順、接続詞など日本語表現の範囲で読み易くなる部分が散見される。単語をカタカナ表記(英単語のまま)とするか日本語にするかあたりも場当たり的でスッキリしない。翻訳だからという意見もあるだろうが、破格の価格で販売するわけで、もう少し力を入れるべきだと思う。
なぜか、Ⅰ巻の最後に解説がついており、そこでⅡ巻以後のネタバラシがされている。もともと1冊の本を営業の都合で3分冊にしただけなのに、途中に解説があるのは理解不能だ。だって1章と2章の間に解説があるようなものだから。
僕はそこに解説があっても読み飛ばすのでネタバレの害はないが、不快に思う人もそれなりにいると思う。しかも、初版は3冊同時ではなく3ヶ月に分けての発売なのだから、Ⅱ巻は出ていないのに解説を読まされるという酷さ。
最近、と言っても、ここ10年くらいのことだが、早川書房の編集や校正のレベルが落ちていると感じる。編集者が一度も読んでいないんじゃないかと思うミスがあるんだが、大丈夫なんだろうか。
ストーリーは、ある日突然、月が7つに分裂し、その影響で地球上では人類が2年で滅亡することがわかる。残された時間で現代版"ノアの方舟"により宇宙に人類と電子化された情報(生物の遺伝情報を含む)、物資などを送り出す。そしてこの第1世代がどのように生き延びるか。ここまでが第1部、第2部(Ⅰ、Ⅱ巻)
その後、その子孫たちがどのような環境や社会を生み出し、生活しているか、これが第3部(Ⅲ巻)
第1部は、限られた時間とリソースでどこまで宇宙に人類を送り出せるのかが主要テーマ。実現手段を持っているのはごく一部の大国のみだが、人類全体のためには多様な人種を救うべきであり、それを国際協調により実現できるのか。
結局アメリカ主導で大国のロケットなどで、世界各国から選抜されたわずかな人数だけが宇宙に出られる。
内容的にはそのあたりの人間、政治的な描写は薄く(ハードSFらしく)、技術的な描写が多い。宇宙ステーション、宇宙服、脱出した人が生活するカプセルなど。この部分が楽しめないと1巻は全く面白くない。
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ある日突然、月が割れる。なぜそうなったのかの説明はないが、7つの大きな破片になった月は互いに衝突を繰り返して細かくなり始める。シミュレーションの結果、二年後には月の軌跡は瓦礫に覆われるようになり、数千年間は隕石が絶え間なく振りそ注ぐ「ハードレイン」の時代を迎えることが明らかになる。
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月が割れ、2年後に地表に降り注ぎ地球は壊滅へ。人々はISSを核にした箱舟作戦を試みるが…。久しぶりのディザスターSFで期待が高まるが、3分冊の1冊め、以下続刊ということで、評価はまだ確定しない
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突然、月が七つに割れ、人類滅亡まで2年のカウントダウンが始まる。
設定は映画にもありそうで面白いが、とにかく宇宙での描写が文章だけでは理解しにくい。それこそ映像でないと理解できないかも。
その分、かなり読み進みにくくあまり面白くない。
ここからに期待。
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月が7つに分裂して破片が降り注ぐから後2年で地球は終了。その時国際宇宙ステーションにいる科学者たちは・・・。という話だが、なんだか切羽詰まった感がないままで、面白みがないため途中脱落。ひょっとしたらこれから面白くなるのかも・・。
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読んでいて、ティプトリー・ジュニア 「たった一つの冴えたやり方」に出てきた、氷の塊となった惑星?(と思う)を曳航してきたシーンを思い出していた。
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ストーリー展開の合間に、科学的な話が盛りだくさんで、、何が何やら分からない!!と思いつつ、、
SFはこれが醍醐味!と自分に鞭打ちながら一巻読破。
文章は読みやすいので、ストーリー部分はサクサク読めるかなー。
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月が何らかの原因で砕けても、そのかけらは月の軌道をしばらく回ってるんですね。ものすごい光景。かけらはぶつかり合って次第に地球を取り巻く雲のようになり、ついには地表に降り注ぐ。その段階を「ホワイト・スカイ」、「ハード・レイン」と名付けた作者のセンスはすごい。ハード・レインは空気そのものを高熱にするため、地表に生き残るものはい
なくなる。そのためISSに生き物や人類の遺伝情報を残すプロジェクトを開始するのです。5000年続くハード・レイン。どうやって生き残っていくのでしょう。
作者は、ISSに遺伝子を残すための運用要員の選別と地表に残って二年後に確実に死んで>しまう人々を淡々と描きます。大混乱に陥っているであろう地表の様子はあえて描きませ
ん。ISSで命懸けで作業をする人々にフォーカスしていきます。死亡することを前提とし>た作業するタフなロシア人の姿に涙してしましました。
自分の子孫さえ生き残れない環境が確定しているなかで、5000年後のために何かやるという姿はある意味衝撃です。今をしのげればいいやという思うことが多くなってきている最
近の自分に決定的にかけている視点だなと思ってぎくっとします。急激な気候変動への対応の取り組みも、つまりこのような視点をもつかどうかということなのでしょう。現実はも
っと近い将来なのですが。
地表の人々はきっと「地上最後の刑事」に描かれた感じなのでしょうか?(これも傑作でした。)長いだけでピントこなかった、これまでの作者の作品と違って今回はめちゃめちゃ面白いです。