- 販売開始日: 2018/07/06
- 出版社: 偕成社
- ISBN:978-4-03-651790-9
レ・ミゼラブル(下)
コゼットの愛するマリウスを救おうと、自由蜂起軍のバリケードの中にはいるジャン。自由のために戦い傷ついたマリウスを背負い、逃げるジャンのまえに現われたのは、刑事ジャベールだ...
レ・ミゼラブル(下)
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商品説明
コゼットの愛するマリウスを救おうと、自由蜂起軍のバリケードの中にはいるジャン。自由のために戦い傷ついたマリウスを背負い、逃げるジャンのまえに現われたのは、刑事ジャベールだった。心震わせるヴィクトル・ユーゴーの名作。
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ジャン・ヴァルジャンの最期
2020/05/18 17:22
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投稿者:弥生丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る
コゼットの初恋から六月暴動、ジャン・ヴァルジャンの最期まで。ジャン・ヴァルジャンにとって楽園だった修道院。だが、コゼットの人生を閉ざすことに疑問を抱き、俗世に戻る。ジャンを待っていたのは新たな苦しみだった。
コゼットの心を奪ったマリユスを激しく憎悪するジャン・ヴァルジャン。それでもコゼットのため、己に鞭打ってバリケード戦に加わり、負傷したマリユスを救う。下水道の迷路を彷徨う場面は緊迫感に満ちている。
最愛のコゼットを失い、人生の終焉を迎えるジャン・ヴァルジャン。終盤に再登場するテナルディエが、皮肉にもジャン・ヴァルジャンに最大の救いをもたらす。すべての真実を知ったマリユスはコゼットと共に駆けつける。二人に見守られ、ミリエル司教の燭台に灯る蝋燭の光に照らされながら、ジャン・ヴァルジャンは生涯を終える。
銘のない石に記された四行詩が割愛されているのは残念。だが、魂を浄化されたジャン・ヴァルジャンの昇天と、かつて彼を救ったミリエル司教の慈愛深い眼差しを感じることができる。