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出立ちの膳――縄のれん福寿
著者 有馬美季子
お園は芋を剥き、鮎を捌く。あの人を思って――。夜道を襲われたお園を助けに現われた男が落とした紙片。そこには謎の食材が書かれていた。それが元夫・清次との思い出に符合すると気...
出立ちの膳――縄のれん福寿
出立ちの膳 時代小説書下ろし (祥伝社文庫 縄のれん福寿)
商品説明
お園は芋を剥き、鮎を捌く。あの人を思って――。夜道を襲われたお園を助けに現われた男が落とした紙片。そこには謎の食材が書かれていた。それが元夫・清次との思い出に符合すると気づいたお園は、矢も楯もたまらず旅に出る。食材に導かれるように、旅の途上で邂逅する清次とその父の過去。やがて意外な形で旅が終わり……。健気なお園の姿が胸を打つ江戸料理帖。
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紙の本
お園旅に出る
2022/01/26 16:56
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
縄のれん福寿の女将・お園が暴漢に襲われる。助けに入ったのは吉之進と謎の男。
謎の男の発した声が清次と似ていた。そしてその男が落とした紙切れには謎の食材が書かれていた。その食材と清次を探しにお園は幼馴染の吉之進と旅に出る。その行く先々で様々な困難が待ち受けて・・・・・。
縄のれん福寿での料理の話もいいが、旅に出て食材探しから始めるのもちょっと目新しく感じました。吉之進は相変わらの朴念仁ぶりには笑えてしまいますね。次作の展開に期待します。