紙の本
観察の瞑想法
2017/05/05 14:57
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投稿者:ゴータマ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読む前は瞑想と言えば座って行う座禅のようなもの(サマタ瞑想)だと思っていました。また呼吸法が中心になるとばかり思っていました。しかし、歩く瞑想や立って行う瞑想があるとは驚きです。
この本は、ビッパシャーナ瞑想を「サティ」を入れることで、自分の今を知る、認知の訓練と位置付けています。一瞬一瞬に集中し、眼耳鼻舌身意という感覚を磨くという瞑想を紹介しています。
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誰にでもできてシンプルなヴィッパサナー瞑想の解説&理論&実践マニュアル。今日からできて効果てきめんの良書です♪自己理解、気づきが増えて、見る景色が美しくなりました・・・俺の場合(^^ゞ
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タイ、スリランカなどでヴィパッサナー瞑想の本格的な修行を積んだ著者は、さらに日本で多くの人びとにその指導を重ねてきた。その貴重な経験が随所に活かされている。日本の修行者の疑問や迷いや躓きを知り尽した著者が、それに応えるべく渾身の力を込めて本書を書いた。入門者にも経験者にも座右におくべき本であろう。
とくに「心を見る瞑想法」についても詳しく語られている。この部分は、心理療法に携わる人びとにぜひ読んで欲しい。ヴィパッサナー瞑想が、潜在意識を浮上させていく優れた方法であり、しかも心理療法にない深さと広がりを持っていることが理解してもらえるだろう。
さらにヴィパッサナー瞑想とは何か探り、サマタとヴィパッサナーとの違いを理論的に明らかにする章も充実している。日本へのヴィパッサナー瞑想の導入がまだまだ充分ではない中、本書はその普及に重要な役割を果たすであろう。
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ヴィパッサナー瞑想を始めると、いろいろとわからないことが
出てきます。
そんなとき疑問に答えてくれたのが、この本です。
実践の面でも、知識の面でも得るところの多い本でした。
とくに私には、「(5)心の随観のやり方 」のトピックが役立ちました。
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アルボムッレ・スマナサーラ氏のヴィパッサナー瞑想を
読んで、もう少しわかりやすいのがないかと探していた所、
辿り着いたのが著者のHPで、Amazonのレビューも見て購入。
瞑想までにブッダが至った道のりや説明が多く、
それは省いてページ数少なくして安くして…と思った。
ただ、すごくわかりやすい!ヴィパッサナー瞑想だけなら
スマナサーラ氏よりこちらをお勧め!
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地橋氏はヴィパッサナー瞑想を伝える代表的な日本人の一人。これを読めば理論について一応の理解は得られる。もちろん実践が伴わなければ本当のことは分からない。
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ラオスのお寺がただで泊まれるからって、
言われるがままにやらされていた瞑想法が
あんなに今の自分には大切なものだなんて
今頃きがつきました。
なんとなく東南アジアのお坊さんのやさしい笑顔ばかりが思い出されます。
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仏教によれば私たちの人生が苦しいものになってしまうのは、事実をありのままに見ないで、思い込みや自己中心的な妄想で編集した世界を心の中に作りだし、それに対して嫌悪や不安、欲望、執着などの不全なる反応を起こすからだと考えています。妄想を離れて、自分がもつ色眼鏡を外して、自分自身の目でしっかりと洞察していくことが大切です。
日々の生活、仕事、友人との付き合いなどにも、これは考えられると自分は考えいます。なぜなら、自分自身の思い込みが、方向性を変えていってしまうことが多々あるためです。大切なことは、ものごとの本質をあらゆる側面から見て、否定説にまず受け入れてみること。
相手の視点、のみならず第三者の視点もかりながら、世の中を自分中心ではなく、広い視野でみることで、より充実した人生がおくれると自分は思っています。
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般若心経に書いてあったの無色無受想行識を実感するためにする瞑想法と思われた。「無」って言うことを理解するには逆に意識することが必要なのか?
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ヴィパッサナー瞑想の本は沢山あるけど、日本人である地橋さんが、日本人にわかりやすいように書かれたと言う意味で、貴重である。確かに、難しい箇所もありながら、何とか理解しながら読む事ができた。
理論はわかっても、実践しないと何の意味もない。確かにその通りで、色々と納得する事が多かった。
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私はまだまだ、漫然と生きているなぁ、ということを痛感した。
自分で選択しているようで、自分の反応パターンに振り回されている。
しょっちゅう空想や妄想にとらわれている。
そのことに、しっかりと気付けたように思う。
非常に易しい文章で、わかりやすかった。
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それまで瞑想といえば「座禅」のイメージしかなかったけど、これを読んで瞑想というものの理解が一気にすすんだ目からウロコの一冊。
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「瞑想法」とは先人の知恵であり、運動が身体の健康に必要なように、精神の健康に必要なツールである。「宗教」「オカルト」と一緒にして食わず嫌いになるのはもったいない。
自分の「締め切り間際にならないと行動に移せない」という問題は「性格」だと思っていた。しかし、それはトラウマが原因であるということが何となく分かってきてはいた。しかし、生きる上でクリティカルではなかったので、病院やカウンセリングなどを受けずにほっておいた。というのも、その対処方法は思いのほか高額だったり、瞑想、アファメーションなどはオカルトだと勝手に思っていたからです。「怖い」という感情でそれを積極的に生活に取り入れるということには思いが至らなかった。
一旦「苦手意識」を持ったことについては、どんどんそれが強化される傾向があるように思える。具体的には、「走るのが苦手」という思い込みがあった。これは、中学生の時に全校生徒で10 kmのランニングをするという行事があるのだが、1回目のチャレンジで後ろから数えたほうが早いような順位になってしまったという経験がある。それ以降、「自分は走るのが苦手」「自分は走るのが苦手」と走る前に思い出すことになってしまった気がする。これでは、自分は走れないという洗脳をしているようなものだ。
ヴィッパサーナ瞑想の自分なりの解釈は、何らかの出来事をきっかけに生じた心や身体の反応について付けてしまったネガティブなラベルを剥がし、新たなポジティブなラベルに張り替えてしまうという行動のことである。適切な例かどうかは分からないが、「見えない幽霊は怖い」という話と一緒で、実際はただ風が吹いて柳が揺れ動いているだけなのに、幽霊の存在を感じて怖がるというのが近いだろう。事実をありのままに感じ、それを言葉に出すことで自分を取り巻く世界の捉え方を変えていくということだ。
また、自分に優しくなるということと、自分以外の他者に優しくなる、良いことをしていくということも大事だと説いている。さらには、自分を特別視せずに謙虚になるためには、トイレの掃除が効果的だとも言っている。ビジネス書などで「できる経営者」の一部は、自分より他者のためになることをするというのを社是に掲げたり、社長になっても職場やトイレの掃除をする、社長室に閉じこもらないで一般社員と同じ場所で仕事をするということが取り上げられることがあるが、根っ子はこの本の実践であるのではなかろうか。
こうやって書き出せば分かることだが「オカルト」では断じていない。証明は不可能かもしれないし、この行動を繰り返すことで必ず幸せになるといおう保証はない。しかし、まぎれもなくこの本に書いてあることは効果があるのだと私は信じる。表面だけを変えるような本が多い中、本書のように自分自身の根本をよりよく変えていくということに気づくことは重要であると思う。
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ヴィパッサナー瞑想について具体的、実践的に書かれた本。しかし、瞑想法というのは頭でやり方が分かっても実際にできているのかは指導者がいないと難しそうということも同時に分かりました。
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以前さらに手軽なタイプの本を読んでおいたせいか、本書のイメージをつかみながら読める。ブッダにまつわる瞑想の方法、効果を知ることで歴史的な補完ができ、かつ事実そのものに目を向けること……別の本や森田療法では自分の行動を実況中継する、と表現していたが……の実践が具体的に記されている。そしてサティ(ラベリング)の有用性に何度も触れていますが、自身に特に効果がありそうなのが慈悲の瞑想でして、これを導入に使うとスムーズに瞑想に入れる気がします。仕事中でも使えそう。