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笑う猫には、福来る 猫の手屋繁盛記
著者 かたやま和華
今度の依頼は見合いの立会い!? 猫ザムライ・宗太郎はいつか人の姿に戻るべく、江戸の町で日々善行を積んでいる。しかし色恋沙汰にはとんと鈍い。そこへ人間だったころの許嫁・琴姫...
笑う猫には、福来る 猫の手屋繁盛記
笑う猫には、福来る (集英社文庫 猫の手屋繁盛記)
商品説明
今度の依頼は見合いの立会い!? 猫ザムライ・宗太郎はいつか人の姿に戻るべく、江戸の町で日々善行を積んでいる。しかし色恋沙汰にはとんと鈍い。そこへ人間だったころの許嫁・琴姫が助太刀を買って出たからさぁ大変! 正体を明かせずにいる宗太郎に、何かと世話を焼きたがる琴姫。宗太郎は素性を隠し通せるのか、見合いの行く末は――。仔猫の田楽も大活躍で大繁盛、人気時代小説シリーズ第五巻。
目次
- 琴の手、貸します/田楽の目、貸します/あすなろ
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婆と孫
2018/09/19 17:34
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投稿者:ねっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「田楽の目、貸します」
無鉄砲というかがむしゃらな子猫、田楽の初仕事。
『はじめてのおつかい』みたいで、
野良犬や荷馬車など危険なものだらけの中、
田楽一匹で大丈夫かと、ハラハラ。
田楽の住む町の猫股が「珊瑚のおばば」猫で
いつも田楽を見守り、気遣うさまは、孫と祖母のよう。
白闇だったらどうなっていたことか・・・。
二匹の会話がほほえましく、読んでいて和みました。
仕事を終えた後、田楽の鳴き声が「ミー」「ミャー」「ニャー」へと変化したとき
大人に一歩近づいた喜びと、それを鳴き声だけでクッキリと表現する作者さんは
凄いと改めて感動しました。