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11件
猫の手屋繁盛記
著者 かたやま和華
旗本の跡取りだが、ある事情で白猫の姿になってしまった宗太郎(通称:猫太郎)。善行を積んで元の人の姿に戻るため、裏長屋でよろず請け負い家業「猫の手屋」を営んでいる。同じ長屋に暮らす賑やかな面々と日々を過ごす彼のもとには、鼠退治から果ては幽霊供養まで、様々な依頼が舞い込んで……。奇妙奇天烈な猫のサムライが活躍する、泣いて笑えるあやかし人情時代劇、開幕。
ご存じ、白猫ざむらい 猫の手屋繁盛記
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猫の手、貸します
2016/12/22 06:55
猫好きの方にオススメ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エージェントイチロー - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代劇が苦手な私にも楽しく読めた作品です。
ある事情で白猫になってしまった旗本の跡取りの近山宗太郎。長屋でよろず請け負い家業「猫の手屋」を営んでいます。現在ならばこの長屋の住人のように白猫の宗太郎をすんなりと受け入れることが出来るとは思えません。
彼らだからこそ「猫先生」と呼んで親しく交流できるのではないでしょうか?
猫先生は生真面目で意外と若いんです。
いつか人間に戻れる日まで、宗太郎の活躍は続きます。
猫の手、貸します
2015/08/26 22:54
完全なるジャケ買い
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たぬき - この投稿者のレビュー一覧を見る
後ろ足?で直立する猫の姿に目を奪われ思わず手に取った一冊。見かけ倒しでなく、楽しく読むことができた。本人(本猫)は人間に戻るために頑張っているのかもしれないが、主人公(主猫公)にはずっとこの姿でいてもらいたいものだ。空前の江戸猫ブーム到来。
笑う猫には、福来る
2018/09/19 17:34
婆と孫
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「田楽の目、貸します」
無鉄砲というかがむしゃらな子猫、田楽の初仕事。
『はじめてのおつかい』みたいで、
野良犬や荷馬車など危険なものだらけの中、
田楽一匹で大丈夫かと、ハラハラ。
田楽の住む町の猫股が「珊瑚のおばば」猫で
いつも田楽を見守り、気遣うさまは、孫と祖母のよう。
白闇だったらどうなっていたことか・・・。
二匹の会話がほほえましく、読んでいて和みました。
仕事を終えた後、田楽の鳴き声が「ミー」「ミャー」「ニャー」へと変化したとき
大人に一歩近づいた喜びと、それを鳴き声だけでクッキリと表現する作者さんは
凄いと改めて感動しました。