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11件
猫の手屋繁盛記
著者 かたやま和華
旗本の跡取りだが、ある事情で白猫の姿になってしまった宗太郎(通称:猫太郎)。善行を積んで元の人の姿に戻るため、裏長屋でよろず請け負い家業「猫の手屋」を営んでいる。同じ長屋に暮らす賑やかな面々と日々を過ごす彼のもとには、鼠退治から果ては幽霊供養まで、様々な依頼が舞い込んで……。奇妙奇天烈な猫のサムライが活躍する、泣いて笑えるあやかし人情時代劇、開幕。
ご存じ、白猫ざむらい 猫の手屋繁盛記
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ご存じ、白猫ざむらい
2019/08/06 14:37
タッグ
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投稿者:ねっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は、読んだ後にしんみり・じんわり感がなくて少し物足りなかったです。
1話目はあの人とタッグを組んで事件を解決しましたが、
証人のみで、証拠不十分な解決(この話ではしょうがないと思いますが)
だったので、なんだか後味がイマイチだった気がします。
勧善懲悪を望んていたからでしょうか・・・。
笑う猫には、福来る
2018/09/19 17:34
婆と孫
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ねっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「田楽の目、貸します」
無鉄砲というかがむしゃらな子猫、田楽の初仕事。
『はじめてのおつかい』みたいで、
野良犬や荷馬車など危険なものだらけの中、
田楽一匹で大丈夫かと、ハラハラ。
田楽の住む町の猫股が「珊瑚のおばば」猫で
いつも田楽を見守り、気遣うさまは、孫と祖母のよう。
白闇だったらどうなっていたことか・・・。
二匹の会話がほほえましく、読んでいて和みました。
仕事を終えた後、田楽の鳴き声が「ミー」「ミャー」「ニャー」へと変化したとき
大人に一歩近づいた喜びと、それを鳴き声だけでクッキリと表現する作者さんは
凄いと改めて感動しました。
大あくびして、猫の恋
2018/09/16 20:28
ぼんくら
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投稿者:ねっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「にゃこうど」「男坂女坂」
猫太郎さんのぼんくら(色恋に関して)が際立った2話。
「男坂女坂」はおかるさんではないが「あー、もうっ」と
口出し、手出しをしたくなるくらい。
「奇妙奇天烈な白猫姿の宗太郎が、語る」 火車 ロクとテツ。
猫太郎さんの語りにしんみり。
「にゃっほ、にゃっほ」の掛け声が遠くから聞こえてきそうでした。