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11件
猫の手屋繁盛記
著者 かたやま和華
旗本の跡取りだが、ある事情で白猫の姿になってしまった宗太郎(通称:猫太郎)。善行を積んで元の人の姿に戻るため、裏長屋でよろず請け負い家業「猫の手屋」を営んでいる。同じ長屋に暮らす賑やかな面々と日々を過ごす彼のもとには、鼠退治から果ては幽霊供養まで、様々な依頼が舞い込んで……。奇妙奇天烈な猫のサムライが活躍する、泣いて笑えるあやかし人情時代劇、開幕。
ご存じ、白猫ざむらい 猫の手屋繁盛記
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ご存じ、白猫ざむらい
2019/08/06 14:37
タッグ
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投稿者:ねっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は、読んだ後にしんみり・じんわり感がなくて少し物足りなかったです。
1話目はあの人とタッグを組んで事件を解決しましたが、
証人のみで、証拠不十分な解決(この話ではしょうがないと思いますが)
だったので、なんだか後味がイマイチだった気がします。
勧善懲悪を望んていたからでしょうか・・・。
猫の手、貸します
2015/11/02 16:54
ふんわり楽しめる明るい時代小説
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投稿者:紗螺 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公は白猫の姿の武士・宗太郎。白猫が化けているのではなく、元は人間だったのが仮に猫の姿になっている。突飛な設定だが、その設定以外はわりと普通の時代小説。長屋の皆がおおらかに主人公の姿を受け入れていて「猫先生」などと呼んでいたり、主人公が必死に猫である自分を否定しつつも煮干しを好んで食べていたりするところが楽しい。
最後の話でついに猫の姿になった理由が明らかになるが…、そんな理由で!?という気もした。それだけでこんな目に遭うとは…気の毒な猫先生、いや宗太郎。
猫の手、貸します
2016/12/22 06:55
猫好きの方にオススメ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エージェントイチロー - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代劇が苦手な私にも楽しく読めた作品です。
ある事情で白猫になってしまった旗本の跡取りの近山宗太郎。長屋でよろず請け負い家業「猫の手屋」を営んでいます。現在ならばこの長屋の住人のように白猫の宗太郎をすんなりと受け入れることが出来るとは思えません。
彼らだからこそ「猫先生」と呼んで親しく交流できるのではないでしょうか?
猫先生は生真面目で意外と若いんです。
いつか人間に戻れる日まで、宗太郎の活躍は続きます。