天使の帰郷
著者 キャロル・オコンネル , 務台夏子
ルイジアナ州デイボーン。姿を消したマロリーをさがし、彼女の故郷を訪れたチャールズは、子供を抱いた天使の石像を見て驚いた。これは確かにマロリーの顔だ。17年前に惨殺された女...
天使の帰郷
商品説明
ルイジアナ州デイボーン。姿を消したマロリーをさがし、彼女の故郷を訪れたチャールズは、子供を抱いた天使の石像を見て驚いた。これは確かにマロリーの顔だ。17年前に惨殺された女医を悼んで刻まれた天使。腕の中の子供は、行方不明になった彼女の娘だという。一方、デイボーンでは、自閉症の青年が両手を負傷させられ、町の一角を占拠する宗教団体の教祖が殺された。そして、容疑者としてよそ者が勾留されているという。その名は、マロリー。誰にも一言も告げず、ひそかに帰郷した彼女の目的は? いま、石に鎖された天使が翼を広げる――過去の殺人を断罪するために! 鮮烈無比なヒロインの活躍を描くシリーズ第4弾!/解説=三橋暁
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マロリー、復讐のため帰省
2017/05/15 22:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
今明かされるマロリーの母の死。最初のうちは、いろいろな人間の思惑がまじりあい、誰を信用していいのかわからない。読み進めていくうちに、マロリーの味方がはっきりしてきます。終盤の暴徒たちから脱出するシーンは、武器はあるけれどもあまりの敵の多さに緊迫して、息が詰まるような感覚でした。そして最後にマロリーという名前の由来が明らかに。ぴしゃりと膝を打ちたくなるくらい、なるほどと思いました。父親の苗字じゃなかったのか~。印象に残った一文――「ふたりはたったいま、ガムの絆で結ばれたのだから。」
スーパーヒロイン物。
2005/09/28 19:30
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズの他の作品は、全く読まずに、
飛び込みで、この4作目を読んでみました。
版元の説明や、本文中内から、類推するに、
マロリー(女性)は、孤児で、NYの警官の夫婦に育てられて、
NYの刑事になったみたい、で、その活躍が、ずーっと
過去三作で書かれていたみたいです。
で、前作(三作め)のラストで、衝撃的な、終わり方をして
マロリーは、行方不明になっていたみたいです。
で、友人の(マロリーは、あんまりdependingしていませんが)
チャールズ・バトラーが、マロリーの故郷のルイジアナを
たずねるところから、本書は、始まっています。
で、ここから、このスーパーヒロイン、マロリーの
”キャラ立ち”が、凄いのですが、チャールズが、
偶像というか、彫刻を発見します。それが、なんとマロリーにそっくり。
「マロリーだぁっ!。」
生きていながらにして、マロリーは、偶像、彫刻になっているのです。
この辺の少々劇画チックなはったりが、凄いです。
で、なにやら、事件に巻き込まれ留置場にマロリー
によく似た人相風体の女性がいると、
で、女性の地元の新人警官に、かっこよく、アドバイスを
おくり、いとも簡単にあっさりと留置場を脱走、、、。となります。
本書は、大枠でも、一応ミステリの形で書かれていますが、
全く、違いますねこれは。
所謂、ヒーロー物です、女性が主人公なので、
散々書いてきましたが、スーパーヒロインものです。
兎に角、マロリーが、かっこ良くなるように、なるように、
描かれていて、逆に、4作目の本作では、周りがマロリーを
持ち上げすぎるばかりに、あんまりマロリーが登場せず、
たまに、出てくると、超人的大活躍します。
あのマロリーが、あのマロリーが、と、もう神格化されている
具合です。
大体、仲間が、キャシーと呼ぼうとすると、
「マロリーと呼んで」と、論理を超越した、理由を言っているところ
からして、もう、ヒーロー物なのです。
(ところが、この名まえにも、実は、、、、、なのです。)
謎解きより、”キャラ立ち”に重点を置いた
ス—パーヒロイン物も、たまには、良いのでは、、、。