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戦国・北条一族
著者 相川司
伊勢盛時(北条早雲)に始まる後北条氏は、わずか5代のうちに関東を支配し、また、歴史の舞台から永遠に姿を消しました。なぜ、早雲は関東に入ったのか? なぜ、氏直は関東を没収さ...
戦国・北条一族
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戦国・北条一族 関東制覇の栄光と挫折 (Truth In History)
商品説明
伊勢盛時(北条早雲)に始まる後北条氏は、わずか5代のうちに関東を支配し、また、歴史の舞台から永遠に姿を消しました。
なぜ、早雲は関東に入ったのか? なぜ、氏直は関東を没収されるに至ったのか?
初代早雲、2代氏綱、3代氏康、4代氏政、5代氏直──、100年に及ぶ興亡を描く一冊です。
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紙の本
関東の覇者 ― 時代の転換における自画像
2021/01/09 18:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:司馬青史 - この投稿者のレビュー一覧を見る
後北条氏、関東の覇者は何を目指したのか?
複雑怪奇な東国、関東情勢と鎌倉時代以来からの東西分割統治の伝統。
変化する時代とその中で連綿と継続する旧秩序、産声を上げる新秩序。
後北条氏が勃興し、関東の覇者となったのはそんな社会であり、時代だった。
旧来の秩序と伝統を掲げつつ、やがてはそれと決別し、新たな秩序を創りだそうと葛藤する――。
しかし、その根底にあるのは東国、関東独立の意識と誇りだった。
後北条氏の歴史は、その栄光と苦悩、そして挫折の歴史。
勝てば官軍負ければ賊軍は世の習い。
後世の私たちは、勝者の立場からで歴史を視る。
しかし、後北条氏は新興勢力として旧勢力に挑み、ビジョンを掲げ、ついには関東の覇者、戦国第二の大勢力の地位を築いた。
その事実を軽視すべきではなく、また忘れてはいけない。
そして、後北条氏の創ろうとした秩序が、江戸幕府へと受け継がれ、日本の近世を形作るファクターにもなった。
後北条氏の歴史とは、単なる栄光と挫折の歴史ではない。
時代の転換点の中、私たち日本人が伝統と革新の融和を図る姿。
後北条氏の歴史は、そんな私たち日本人の自画像そのものである。