紙の本
タイトル
2019/06/19 18:06
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投稿者:ナナカマド - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルから見て、
東京二十三区それぞれにまつわる、
女性がらみの連作ホラー?になっていくのでしょうか。
もちろんこの一冊に、
二十三区全ての話が収録出来はしないので、
これからも続刊が出るのかな?
収録作は、
「女性」よりも「場所」の因縁がメインな感じ。
過去の東京(江戸)と現在の東京が交差する東京を歩き回る主人公。
ホラー版ブラタモリといった風情で好きです。
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東京二十三区の『負の歴史』をテーマにしたホラーミステリ。
最後で一応、オチはつくのだが、『二十三区』と題されながら、まだ半分も登場していない。これは続編があるということだろう。取り敢えず、続編が出たら単行本でも買ってしまうかも……。
あと、大田区が登場したら、ネタは大鳥居に一票w
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自殺の名所と呼ばれる団地、怨念渦巻く縁切り神社、心霊写真が撮れた埋立地、事故が多発する刑場跡…。暗い闇に埋もれる謎を暴く裏東京散歩ミステリー。
今は霊でも元々は人間、人の怨念のおぞましさに震える。ひとつひとつの物語は印象的だが、全体の幹となる民俗学講師の秘密というのがいまひとつなのが残念。
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23区をまわりながらある秘密を探っている2人と、それぞれの区で起こる出来事が交互に描かれながら話が進んでいく。
ホラーっぽかったりミステリーっぽかったりと、話によってテイストは変わっていく短編集だった。全編を通じた謎がある程度読めるのは残念だが、それぞれの話で語られる各区のウンチクは面白かった。それがなければ星2つにしてたかも。
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ミステリとしての面白さは正直まあまあかな〜と思ったけど、さまざまな時代に人々が織りなす物語は面白かった。それから、東京のいろいろな言い伝え・うんちくなどが知れる部分がこの本の一番の魅力であり、面白いところだと思う。文章の書き方はライトすぎてちょっと苦手。
解説によれば、23区全部の物語が出る予定らしい。今出てる続編はぜひ読みたいと思っているけど、果たして全部読めるかな…?
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2020年、19冊目は、『禁止』シリーズで有名な、長江俊和の連作短編。
ライター、原田璃々子は、大学の先輩で、民俗学講師、島野仁と、東京二十三区のいわくつきの場所を巡っている。それは、オカルト的企画の目的であるが、璃々子には、もう一つ、別の目的もあった。
実話系怪談と、地域伝承等を膨らませたホラー・ミステリーかと思い、あまり考えずに、手に取った一冊。そこは、長江俊和。一編目の『板橋区』の絵馬に書かれた、謎の文言のトリック(ベタ過ぎるでしょ、コレ)以外は、思いの外、「アタリ」感があった。
基本は、璃々子と島野のパートとエピソードとの、パラレル・ストーリーが一つに重なって行く造りだが、『港区』、『品川区』で揺さぶってくるトコも、イイ意味で憎い。
各区の話が独立し、連作短編の形を成している。個人的に好きなのは、実にらしい『江東区』がベスト(オチは珍しく、ちょっとイイ話)。そして、『品川区』で明かされる、大きなフックは、けっこう序盤で気付いちゃったのよね。ソレでも、あまり期待していなかった分、「思わぬアタリ」ひいた感あり。
後、十八区分も書くらしいし、もぅ一つの大きなフックは、そこでやっとたどり着けるのかな?とりあえず、現在、刊行の続編は購入済み。
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文庫本が見つからなかったので
ハードカバーで読みました。
一言でまとめると
5つの区にまつわるミステリー。
区にまつわるうんちくがたくさん
書かれているのですが
初めて知ることばかりで勉強になりました笑
板橋区の女を読んで
最後の謎解きのような暗号を見た時に
既視感を覚えて作者を確認して
あの放送禁止の…!と一致しました。
放送禁止、youtubeで観られますが
心霊というより人間の恐ろしさが
描かれている印象だったので
板橋区の女以降は身構えて読み進めました。
個人的には港区の女が
一番ゾッとしたかな…
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「放送禁止」が読みたかったけど、見つからなかったのでこの作品を手にしました。オムニバス的なストーリーで東京23区の雑学要素が入っていました。
怖さより「へえ~なるほどねぇ」感の方が強いです。
近所の事が書かれた所は、かなりリアルに想像して読めました。上手くまとまっていて面白かったので、今は「禁止」シリーズを探している最中です。
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ライターの原田璃々子が巡る東京二十三区のオカルトスポットと、その因縁に導かれるようにして起こる薄気味悪い人間関係の縺れや血なまぐさい事件。
璃々子に同行する先輩・島野の地名や謂れの蘊蓄にへぇーと目を瞠ったりなるほどと頷いたり。渋谷の暗渠の存在にゾクゾク。学生時代一時住んでいた東京の古い記憶を引っ張り出しながら懐かしく読んだ。
作者お得意の暗号文や読み手をハッとさせるしかけが盛り込まれ、どの章もドキドキが止まない。哀しみと凄まじさが背中合わせの「江東区の女」も強烈だが、「渋谷区の女」のラストが一番ゾゾっときた。
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結末の意外性に気持ち良さがある。
登場人物は様々で、油断するとシーンの切り替わりを見逃してしまいそう。
東京の謎、先輩の蘊蓄、薫、タクシー、etc…。
パズルを組み立てていく…あれ?あのピース何処いった?
再読したら見つかるだろうか。
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ブクログのレビューを見て、読んでみた一冊。
東京23区を巡る過去の事件や因縁と現在を織り交ぜながら、描かれる連作短編集。
ライターの原田璃々子は、記事を書く為と言う理由で、東京23区の自殺の名所や、過去に何人もが犠牲になった場所を訪れる。璃々子の先輩である島野仁が語ってくれる、各々の場所の蘊蓄が個人的には面白い。
章ごとに、パラレルワールド、対象比、主人公を変えるなど、形式が変わっていることも興味深い。
しかし、璃々子とは別の話で描かれる過去の出来事はホラーで、ホラーが苦手な自分には少し辛いところ。
璃々子が何故23区を巡っているのか、ラストで少し明かされるが、解決はしていないので、もともとシリーズ化を見越しているのだろう。
ホラーは苦手だけど、とりあえず続編は読んでみる予定。
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今から17,8年前くらいに某仕事で都内全域を走り回ってた頃を思い出しました。
その頃は13号地や若洲などはまだまだ埋立地の
スメルが色濃く残っていたり(ハエとかヤバかった)ゲートブリッジのゲの字もありませんでした笑
よく知ってる場所も全然知らなかった場所も東京の歴史の深さにドキドキワクワク出来ました。
この本と共に都内散歩したくなりますね。
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東京の歴史、本当の話なんだもんな、と想像すると怖い
今と昔が重なって同時信仰しているように描かれるのが面白い
参考文献や解説にあげられている本も読んでみたくなる
調べながら璃々子のように東京を歩いてみたいと思ったけど重い歴史のある場所は知ってしまうと近づくのが怖いな、そんなに遠い昔でもなかったりするから
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ライターの原田璃々子は東京のオカルトスポットの取材を、民俗学研究している先輩と共に巡る。
先輩の各所でのうんちくが、説教臭いが知らないことばかり。
印象に残ったのは目黒区に目黒駅がない理由。
目黒区は昔、農業地帯で駅をつくることに反対された。
その為、実際は品川区に目黒駅がある。
東京には案外そういう理由で名前と地名が相違してることがあるのかな。
知っている場所があると、へえ~と思う。
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面白かったー。
オカルトライターの主人公が、曰く付きの場所を巡りながら東京の歴史についても掘り下げていく。
知らないことがたくさんあって勉強になった。
やっぱり長江さんの本はすごくタイプ。