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紅殻駱駝の秘密
著者 小栗虫太郎
話は「シドッチの石」に始まる―それは何処に?警部は小岩井、探偵は尾形修平。からむのは紅殻駱駝!シャーロック・ホームズまで登場。舞台は東京、その近郊…。『黒死館殺人事件』の...
紅殻駱駝の秘密
紅殻駱駝の秘密 (河出文庫)
商品説明
話は「シドッチの石」に始まる―それは何処に?警部は小岩井、探偵は尾形修平。からむのは紅殻駱駝!シャーロック・ホームズまで登場。舞台は東京、その近郊…。『黒死館殺人事件』の先駆をなす。著者短篇佳作に較べ「毫も敗けをとらぬ、自信が、私にはある」。洒脱にして通俗痛快。
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紙の本
小栗虫太郎氏の風変わりな作風の推理小説です!
2020/06/07 12:15
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、明治から昭和にかけての小説家、推理作家、秘境冒険作家という肩書をもっていた小栗虫太郎氏の作品です。小栗氏の作品は、西洋の知識に彩られた極度のペダントリー(衒学趣味)的作風で有名で、同書もその一つです。まず、表題にある「紅殻駱駝」とは一体何なのでしょうか?その秘密に絡む殺人事件を追っていくのが同書の流れとなっています。同書ではこの事件の発端が講釈という形で語られ、次いで事件の進展が演劇という形で語られていきます。そして、作中作のような趣向を交えつつ探偵役である尾形修平と相棒の小岩井警部の捜査が進んでいくという流れです。何とも小栗虫太郎氏らしい作り方です。ちょっと風変わりな作風ですが、なかなか味わい深いです。ぜひ、読んでみてください。