紙の本
「情報建築家(インフォメーション・アーキテクト)」のイメージができた
2016/05/26 21:24
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投稿者:tomoaki - この投稿者のレビュー一覧を見る
友人が起業したとき、名刺の肩書きが「情報建築家(インフォメーション・アーキテクト)」となっていて、「なんの仕事だ?」と話をきいてもよくわからなかった。
それと同じ専門家だという人が書いた本なので読んでみて、友人の仕事が理解できた気がする。
目次もコンパクトで、実にわかりやすい。
第1章 混乱を見極める
第2章 意図を表明する
第3章 現実を直視する
第4章 方向を決める
第5章 距離を測る
第6章 構造で遊ぶ
第7章 調整に備える
どの仕事でも応用できる考え方だろう。
プレゼン資料をつくる際などに、この目次の内容が入っているかチェックするだけでもモレがなくなったり、締まった内容になると思う。
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関わる人が増えれば簡単なことでも複雑になる。
顧客、多部署が関われば尚更。
この本では情報で混乱しない為にどうするかが描かれている。デザイナー、エンジニアのように曖昧な要件を詰める人はもちろん、会社、組織で働く人にも必要な知識だと思う。若手のうちから学ぶことで階層(会社・チーム・個人など)を
意識でき、噛み合うコミュニケーションが取れそう。
多くの人に見られる目的と手段の違いもしっかり
できるようなるかも。
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邦題は「情報設計」とあるのでWebデザインやIAのための本かと思わせておいてそうでもない。本文では「情報設計」という言葉は使われず、複雑な物事を整理するための取り組み方を示す本。デザイナーやエンジニアに特化せず、複雑性と戦うすべての人に向けて書かれた本で、従って抽象度の高い、深遠なメッセージが多い。具体的な手法などは自分の領域に応じて別の本をあたるとして、一般的な王道を押さえておくために傍に置きたい本。
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こういう本は基本的なことを押さえておきたい。あああの場面どういうふうに使えばよかったのかなという時に使うと効果的なのだろう。再読本だと思う。
初見、ただ流して読むだけでは本の質は分からない。こういう本がなかなか今の世の中にはない優れた本だと言いたい。
ただ、意識して読まなければ読んでも何も理解できない自分がいた。
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本書はアプリ/システム開発における情報アーキテクチャ(IA)ではなく、普遍的に情報を整理するための手法を取り扱う。アプリ開発・レストランの内装・駅の案内板・チーム作り・組織運営など、あらゆる場面で有効な内容だった。
UIデザインの本として読み始めた最初は「概念的で分かりにくい」という印象だったが、顧客やチームと共同作業するためのビジネス本として読むと大変な良書だと感じた。
IAの本だと思ったから本書に出会えたが、それゆえに第一印象は悪かった。書籍p101の「本書で使わない言葉リスト」の中に「情報設計」
があるにもかかわらずこのタイトルをつけた訳者、すごく勇気あるなあ。。。
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膨大な量の情報をどのように解きほぐして整頓(センスメイキング)するかについて学ぶことのできる本。情報設計というタイトルになっているため、情報系の専門書かと思っていたがそうではなかった。情報の捉え方や伝え方など、仕事をする上で重要な情報の扱い方について学ぶことができる。内容もきれいにまとまっていてとても理解しやすかった。
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情報設計と書いてあったので、IA関連の本だと思ったが、一般のビジネス本だった。
コミュニケーションの齟齬が起きないように情報の伝え方や設計を気を付けましょうと。
ただ、抽象度が高く、具体的な体験を伴っていないと
中々実感を持って本を読み込むことができない。
ターゲット的には、ある程度経験を重ねた新人マネージャー層(30代?)~とかになりそう。
個人的には実体験が少ない分、内容が宙に浮いている印象があった。
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1ページ1トピックで読みやすい。けれど、その分散文的になるというか、なんだろう、わかりやすいけど具体的なとっつきやすさがない。汎用的であるのだろうけれども抽象度が高すぎて、これを用いて説明しろと言われると悩む。
私の知識のレベルが追い付いていないだけかもいれない。
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評判良かったり、みんな読んでそうな感じだったので買ってみたが読みづらい。いったん「IA100を」先に読もう。
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主にUI設計分野向け? 少々記載がぼんやりしていて具体性に欠けてはいるが、散逸的に情報を並べるのではなく、何らかの指標を元にした情報設計という視点の導入はいいかなという感じ。
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情報設計していくうえで前提になる考え方だったりフレームワークだったりがざっと並んでいる。
たまに立ち戻って読むといいかと思う。
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複雑なものをときほぐす考え方。
ふだん他部署との合意形成にたしかにこんなことしてる。あ、でもこれはできてないかも。だから伝わらないのか。など行動を内省することができた。
あとは構造化するためのフレームがいくつかあり、正しく使いこなせている実感がないので情報整理のタイミングで参照したい。
定期的に読み返して自分のふるまいを正すときに使いたいと思った。
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混乱に対する向き合い方
一応全体として混乱を紐解いていく一つの流れにはなっているが、どちらかというとステップごとに考えるべきこと、検討すべき内容を、それぞれ独立して紹介している印象。
他の方も書いている通り、何が混乱に当たった時に、今自分がどの段階にいて、どれが使えそうかをみるためのリファレンスとして役に立ちそうだと感じた。
下記メモ
- 統制語彙の重要性…使わない言葉リスト
- 名詞と動詞の組み合わせによる要件定義
- 明確なゴールは意図・基準・進捗がある
- 正確な分類が役に立たないことも→意図が重要(e.g トマトが果物か野菜か)
- 不要物を取り除くことが重要
- 人々が目にしていても話題にはしない混乱に着目
- 同意事項の再確認
- ゴール設定
- そのための言葉や構造
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本の内容としてはかなりよかった、自分がずっと疑問に思っていたようなこと...例えば認識の齟齬を減らさないとプロジェクトはうまく進まないだとか、そのために言葉を丁寧に意識するだとか、ある人の視点に立ってみるとか...初歩的なことだけど、ああやっぱりそうなんだと共感できてとてもよかったです。
アビー・コバートさんはこの本のために幾度となくセンスメイキングされていて素敵です。
しかし、訳がとても酷い。この日本語で読むならば時間がかかっても原著を読んでアビー・コバートさん自身の意図を汲み取るのに徹するべきだと考えた。
混乱を落ち着かせるべく、センスメイキングするための手段を学ぶ本なのに、日本語の流れや意味がおかしくて理解するのにとても時間がかかった。
この本がセンスメイキングされることを願うばかりです。
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タイトル*今日からはじめる情報設計 -センスメイキングするための7ステップ
著者*アビー・コバート
出版社*ビー・エヌ・エヌ新社