紙の本
同じ精神科医である樺沢紫苑先生の著書 『読んだら忘れない読書術』の方がおすすめです
2019/01/04 08:34
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投稿者:Hdylw? - この投稿者のレビュー一覧を見る
残念ながら、『読んだら忘れない読書術』以上のものは、この本からは得られませんでした。
精神科医の書いたこの2冊の目立った共通点は、
●内容を覚えていなければ、速読しても意味がない
●音読の効能
●「感動」こそが読書の原動力
ただし、本への書き込みに対する名越先生のご意見には賛同しかねる部分が。
『読んだら忘れない読書術』には、「情報」と「知識」をバランス良く吸収する「分散投資読書術」や、1冊の本から情報を搾り尽くす「生グレープフルーツサワー読書術」など、ユニークで実践してみたくなる読書術が満載ですので、
本書が気になった方はぜひ調べてみて下さい。
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「質の高い本って難しいじゃん。どうやって読むの?」という質問に対しての、読み方を網羅的に解説されています。
また、本の選び方、読み進め方なども、書かれておりました。
最近テレビによく出ている林修先生も、最近の本は「離乳食」というように、分かりやすく、読みやすい本がよく売れるような大量生産の時代です。再販制度は何のためにあるんでしょうかね。
唯一、うーん、と思ったのは、本に線を引くことをあまりよく思われていなかった点(P103)です。
本に線を引くのは、何も意見に同調・反論するためだけのものではなく、再び読んだ時に、自分がどこに線を引いたか、注目していたかの、ログを残すためにやっています。
そうすることで、前回読んだ時の自分のレベルを知ることもできるからです。
全体的に、かなり良いことが書かれておりますので、お勧めですが、上記に関しては少し違うな、と思いましたので、星4とさせていただきました。
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精神科医の名越康文氏が書いた読書本。読書嫌いのための読書術や、理解するのが難しい本を読むこと、などが書かれている。
カバー裏の「1000冊読んでも「バカなまま」な読書と、1日2行でも成長できる読書の差とは? 」という文を読んで、おや?と思った。
そして読み進めるうちに、その違和感はどんどん大きくなる。著者と私では読書に求めることが違うのだろう。
私とは相性が悪かったようです。
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この本の帯を見て、これは読まなければならない、と思いました。2003年に片道1時間半以上の通勤時間を利用して、読書を始めました。年間500冊を目標にして、ただ読む量を増やすことだけを考えていました、そして2007年に、読み放しではいけないと思い、大事だと思った箇所を書き出すようにしました。
令和という新しい時代を迎えたいま、本当は目が見えにくくなってきて今までの読書を続けるのが難しいという事情があるのですが、今のままの読書スタイルで良いのかを考える時期かもしれません。
この本に書いてある「読み方を変える」ことで今までの、量だけに頼った読書を変えるきっかけになれば良いなと思いました。
以下は気になったポイントです。
・読書をする理由、1)アウトプットが必要なので常に情報をインプット&アウトプットして、その質を高めるため、2)読書とは自分に会うため、人間とは何かを考える(p5)
・限界を超える本には、自分の成長につながる様々な効用がある、限界を超える本だけば自分を成長させてくれる、それをすると心が落ち着き、人の話を聞くのが上手になる(p6、9)
・偉い人とは、知識を再構築できる人のこと、年間100冊読めば10冊は会える、最初の20ページで判断する(p37)
・理解とは、翻訳できること、そのときこそが本当の意味での理解できた瞬間である、専門的な話でも色々なジャンルの例をもとに様々な翻訳をして中学生にも理解できるように説明する(p46、95)
・自分が今これに趣味がある、と意識し続けていないと、人生の時間がただなんとなく流れて行ってしまう(p145)
・コツや感覚は、更新されるときこそが楽しい(p142)
2019年5月6日
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帯裏
1日数ページしか読めない「限界を超える本」だけが自分を成長させてくれる。
第1章
読書嫌いによる読書嫌いのための読書術
第2章
感覚的読書法のすすめ
第3章
“頂にある本”をめざす
第4章
本との出会いはタイミングがすべて
第5章
良質読書歴
見返し
1000冊読んでも「バカなまま」の読書と、1日2行でも成長できる読書の差とは?
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精神科医の名越先生の本だ~♪と思ってつい図書館で予約。
読書に関して思うところ、普段自分が読書の際にやっていたことが意外と似ていたので驚いたのとうれしかったのと。
私は同じ本を読み進めているとすぐ飽きるので、外出の際には本を複数冊持ってでていたのですが(今は電子書籍のおかげで助かる助かる♪)、先生も似たようなことをされていたようでちょっとうれしかったです。
また、「テンションを内側から押し上げてくれる読書でないとつまらない」に激しく同意。
確かに、テンションの上がらない本を半ば無理無理読んでも頭になんも残ってなかったりします。
そしてこのような本の楽しみは新たな読書の楽しみ方を知ること。
さっそく実践したい気になってます。
・難しいけど読みたい本、を常に携帯、少しずつでもいいから読む
・3冊1セットの読書:一つのテーマにつき、違う視点で書かれた本を3冊読む
というわけで近々、難しいけど読みたい本、ゲットします。
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内容が薄く、精神科医とタイトルで謳っておきながらその中身は筆者による知識披露の場でしかない
精神科医であれば科学的根拠を持った読書法でも書いてあるのかと思えば、筆者の経験(つまり1サンプル)でしかないため、もし本当にこの良質読書に根拠があるのであれば、それを書いておいてもらいたかった
オススメはできないです
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名越先生が読書が苦手というのが意外でした。自分自身も子供の頃に親から本を読みなさいと言われ、褒められるためだけに図書館で本を借りて、全く読んでいなかった事を思い出しました。本との出会いはタイミング、途中で読むのをやめていい、他ジャンルリンク読み、など読書との向き合い方を根本的に見直すヒントがたくさんありました。頂にある本を探したいと思います。
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今の自分には読めない、【限界を超える本】を1冊持つ。
声真似して音読すると、頭に残りやすいぞ!
本との出会いも、タイミング。それまで積読しておく。
良書な本って?→50年間〜100年間読まれ続けた本。
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自分にはまだ難しい良書をカバンに入れておき、毎日1ページでも数行でも読むことで地力をあげる、というのは参考になった。
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読書が遅い人のための読書術の本。
もともと本が読むのが遅い私が、気になっていた本そもそも早く読んでも内容が残らない読書はあまり意味がないし、かといってあまりにも遅すぎると内容を忘れてしまう。そういった読書を作者もしてきたといっていたので、何か知れればいいと思ってこの本を読んだ。
本を読んで思ったこと。
まず、作者は乱読に賛成派のひとであった。これに関しては私も賛成だ。一つの専門分野の本ばかり読むのではなく、違う分野の本を読むことで多角的な視点で物事が捉えられる、解釈できるようになるからだ。これに関しては私も実感があるので、乱読に関しては納得できた。本書では、量子論的読書・越境する読書でその内容が書かれてある。
そして、本に線を入れることに関しては作者は否定派であった。私はちなみに賛成派である。本は何度か読み返したいと考えていて、そのときに線を引いている部分を読むとその本から自分が何を得ようとしていたのかが復習しやすいからだ。
そして最後に当たりをつけながら読む(なんとなく書かれてある内容を予想する)という考えがあった。この考え方は初めて出会ったので今後読むときに取り入れたいと思った。
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読書嫌いを自認する精神科医である筆者が、読書嫌い克服のために実践している本の読み方、また本の諦め方が書かれている。
ある程度読書をしてきた方からすると、この本の分類に倣うと、20ページに一度気づきがある程度の本であるが、筆者の多岐に渡る知識へのリスペクトと、現象学への興味関心を向けてくれたことへの感謝から3点をつけた。
何より私が本論ではなく、サイドストーリー的は部分に楽しみを覚えて、一気に読了してしまったことに驚いた。
そして何より、この筆者は間違いなく読書嫌いではなく、本の虫である。
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思い出しながら書いてますが、「少し読んでピンとこない本は読み続ける必要ない」というようなことを書かれていたのはその通りだと思った。
また、読書が苦手な人は6冊を10分ずつ読めば1時間の読書になると書いてあった。いい方法だと思った。
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難しくて思うように進まない本は今の自分には合わない本だと避けてきましたが、そんな本こそ時間をかけて読んでみたいと思いました。
本から受け取るものってこんなにあるのか!と改めて自分の読書について振り返ることができました。
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ひとつのことに集中して読めないなら色んなジャンルやレベルの本を同時期に並行して読めば良いじゃない、という内容の本。作者の読みやすい方法が書かれているので、当然この読み方が当てはまる人もいればそうじゃない人もいる。
私個人も基本的に注意力が散漫なので幾つかの本を同時に読むタイプである。しかし全部最後まで読みきれないという事が往々にしてあるので、時間をとって一冊を一気に読むこともある。
直感や本能に従って読むように書かれているけど、そればかりしていると結局自分の都合の良い内容の本しか読まなくなるので、たまにはノールックで適当に本を選んでも良いんじゃないかな。どういう読書ライフを作るかは個人の自由ということで。