電子書籍
お互い様です。男女共。
2020/02/06 20:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はるりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
女性の応援歌、と帯に書いてありましたが、ホラーなので、明るい感じはないです。
まさに、くらやみ。救いがないので、後味は悪い。女性は結婚や、出産によって、1度死んでしまう、という考えが根底にあるような気がします。確かに、名字が変わったり、妊娠出産に子育てと、女性の方に負担があるようなイメージですが、女性だって、男性に大黒柱になって当たり前だとか、いざというとき子供を叱るのは、父親だとか、そういう負担を負わせている気がします。
私は女性で、三人の息子がいますが、ほとんど共感出来ませんでした。
電子書籍
「女性」がテーマのホラー短編集
2019/09/13 23:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きのこうし - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジャンルはホラーですが、テーマ性の強い作品です。
夜にひとりで読むには少し怖いです。
私は作品紹介を読んで、ホラーテイストになっているとは思わず読み始めたので、少し怖い思いをしました。
読んでいて「胃がぎゅっとなる」テーマなので、個人的には、ひたすら可愛い子育てエッセイ漫画なんかと抱き合わせで読みたいですね。または、途中でアイスクリームなんか食べてハッピー気分をチャージするのも良いと思います。
投稿元:
レビューを見る
少しおかしい、なにか不思議で、ちょっと不気味な体験の短編集。どの話も、どこかスッキリしない、見事に爽快感のない短編(笑)でも、現実の闇、こういうのあるんだろうなぁ…と思う。
投稿元:
レビューを見る
+++
女性の人生には通過儀礼が沢山ある。たとえば結婚。もう21世紀だというのに、当然のように夫の名字を与えられ、旧姓は消えてしまう。気づいた時は自分が自分でなくなり、夫の家の「モノ」とされてしまうのではないかという不安は、胸の奥にとじこめればとじこめるほど、強いエネルギーに育って、くらやみの扉をこじあけてしまう。他にも、独り暮らし、恋、子育て、親の痴ほう……。自分で選んだ人生のはずなのに、古い社会通念の箱に押し込められ、じわじわと別のものに変容させられていくのはなぜなのだろう? そんな誰にも言えない恐怖を、静かに見つめ、解放してくれる物語。新しい時代を自由に自分らしく生きたいと願う女性たちへの応援歌。30代、40代の女性たちの代弁者・朱野帰子の最新作!
+++
よく考えてみれば、特に変わったことが書かれているわけではない。何となく普通だと思い、深く考えることなく受け入れてやってきたことが、ほんの少し視点をずらしてみてみるだけで、こんなにも普通でなくなり、歪んだものに見えてくることに驚きさえ覚える。そしてそんな自分にまた驚くのである。なんと不用意に生きてきたことか、と。でも、いちいちここに引っかかっていたら、現実には恐ろしく生き辛いだろうな、とも思う。鈍感で居られるからこそ、心の平安を得られるのかもしれない、とも思う。とはいえ、いちいち腑に落ちてしまう一冊でもあった。
投稿元:
レビューを見る
「女」であることの暗黒面を描いた作品でした。
個人的には『花嫁衣装』がすごく気持ち悪いというか、怖かったですね。「結婚」と言うと明るいイメージがあるけれど、「相手の色に染まります」というのが女にとってどんなに大変で、我慢を強いられることか。
それでも上手くやっていける人が多いから、制度として成り立っているんだろうけど・・・。世の中の常識がおかしいと、気付いている女性も沢山いると思います。
自分を何度も殺しながら生きていくことで、女は強くなる。
そうして強くなった女たちは、いつか自分を虐げてきたものたちへ復讐するため、水面下で爪を研いでいるのかもしれません。
投稿元:
レビューを見る
面倒臭い男とかかわり合いになるのもごめんだな。あ、だめだ、と思ったらすぐさま逃げ出しそう、あたし。
結婚して親戚付き合いが始まっても、それなりの距離感は必要。深入りしないことだと思う。離れすぎて文句を言う人はいないだろうけど、近すぎるというのは窮屈。
ハマってしまってから相手に奥さんがいるとわかったら、ってかどう考えても行動がおかしいのに気づかないもんなのか。言ってることが調子良すぎなんだけどね〜。それで藁人形というのもわからなくもないが、呪ったりすると自分に返ってくるって。
他人のことより自分のことを優先すべきなのかも。優先しすぎも考えようだけども。何事もほどほどにってことか。
投稿元:
レビューを見る
女性のよくない心理状態、ストレス、心のくらやみについて。
鏡の男
花嫁衣装
ガールズトーク
藁人形
獣の夜
子育て幽霊
変わるために死にゆくあなたへ
帰り道
の8編。
表紙のイメージやガールズトークというから女の子たちの楽しげのお話かなと思ったら大間違いだった。心霊的なものや、子供を産むなど新たな局面を迎える時のストレス、心情が綴られていた。明るい面に心を向ければいいんだけれど、そうもできないこともあるし、こういうことあるよねと、自分だけではないと感じ、少しは背中を押され前向きになれるのではないかな。姓が変わることについて、子供が生まれることについて、変わることへの不安、実に心情をうまく描いていました。花嫁衣装とか変わるために死にゆくあなたへは、わかるところあるかな。鬱々としている人はますます鬱々になるかもしれない。
投稿元:
レビューを見る
これは面白くない。
短編小説で、ネガティブな話ばかり。
女性にはあるのかもしれんが、読んでいて面白くない。
投稿元:
レビューを見る
女性の人生には通過儀礼が沢山ある。
たとえば結婚。
もう21世紀だというのに、当然のように夫の名字を与えられ、旧姓は消えてしまう。
気づいた時は自分が自分でなくなり、夫の家の「モノ」とされてしまうのではないかという不安は、胸の奥にとじこめればとじこめるほど、強いエネルギーに育って、くらやみの扉をこじあけてしまう。
他にも、独り暮らし、恋、子育て、親の痴ほう……。
自分で選んだ人生のはずなのに、古い社会通念の箱に押し込められ、じわじわと別のものに変容させられていくのはなぜなのだろう?
そんな誰にも言えない恐怖を、静かに見つめ、解放してくれる物語。
新しい時代を自由に自分らしく生きたいと願う女性たちへの応援歌。
(アマゾンより引用)
いつもの朱野さん作品とはちょっと違ったなぁ…
私は名字が変わったら嬉しいだろうな、と思った。
投稿元:
レビューを見る
いつもの朱野帰子を期待していたら全然違った。
最近そういうことが続く。
悪くはないんだけど、この本の再読はないだろう。
読んでいて暗くなる。
投稿元:
レビューを見る
何度も自分を殺して、または自分を殺されながら生きていく女たちの話。恐ろしくもあるけれども、共感出来たり、胸糞だったり。誰も死にたくないけれど、生きるためには死ぬしかない。生きたい、死にたくない、は、生き地獄だ。読みながら、自分が過去に死んだことを思い出して、悔しくなった。
投稿元:
レビューを見る
『わたし、定時で帰ります』や『対岸の家事』みたいな、リアルだけど軽快なお話かと思いきや、ホラー要素の詰まった話ばかり。夜中に読む本じゃなかった…。
でも、最後の「帰り道」は良かった。ひいおばあちゃんが亡くなって、妹が生まれるという小学3年生の女の子の話。女性には、結婚、出産、育児など、今までの人生をリセットするタイミングがたくさんある。でも、今までの自分が無くなるわけではない。
「ちょっとくらい前と変わったって、私は私だ。」
投稿元:
レビューを見る
世の中で女性が、女性特有の嫌なことに直面したときのどろどろっとした気持ちを凝縮したいやーな短編集。親戚で集まって女性だけは台所仕事、みたいなそういうもやもやを、あるある!と消化したいとき、いま人に優しくする気分じゃないときには読んでほしい小説。
メンタル安定しているときはもやるからおすすめしない。
投稿元:
レビューを見る
なんかタイトルから想像してたのと違って現代のホラー的な話が多かった。女性が結婚や出産で(比喩的な意味で)死ぬ…っていうのがこの作者の一貫した捉え方なんだな、というのが印象的。
投稿元:
レビューを見る
幽霊とか怪談のお話。
藁人形を打っていたのが誰か気になる。
中学生の話しはわかるなー。
じゃない方はツライ。