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天の川の太陽(下)
著者 黒岩重吾 著
鉄剣を磨き、馬を養って時に耐える大海人(おおしあま)皇子はついに立った。東国から怒濤のような大軍が原野を埋めて近江の都に迫り、各地で朝廷軍との戦いがはじまる。激動の大乱の...
天の川の太陽(下)
天の川の太陽 改版 下 (中公文庫)
商品説明
鉄剣を磨き、馬を養って時に耐える大海人(おおしあま)皇子はついに立った。東国から怒濤のような大軍が原野を埋めて近江の都に迫り、各地で朝廷軍との戦いがはじまる。激動の大乱のなかの息詰まる人間ドラマの数々。歴史学をふまえて錯綜する時代の動きをダイナミックにとらえた著者渾身の歴史長編。
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紙の本
大化の改新をテーマにした黒岩重吾氏の吉川英治文学賞を得た傑作です!
2020/08/25 10:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『背徳のメス』、『相場師』、『青い火花』、『腐った太陽』、『飛田ホテル』などの名作で知られる黒岩重吾氏の最初の古代史小説です。同書は、大化の改新後、兄天智天皇の政権下で、皇太子大海人皇子は疎まれていき、自らの命に危険を感じた大海人は都を出ていくというところから始まる大海人の物語です。虎視眈々と時を待ち、天智の死後、大海人皇子はついに起きます。古代史最大の戦いを雄大に描いた作品です。同書の内容は、当時の日本の状況だけでなく朝鮮半島との関係も視野に入れて、わかりやすく説明されており、また、額田王との恋愛など様々なエピソードを加え、当時の不透明な時代を、独自の推理力と想像力で豊かに仕上げられています。吉川英治文学賞を受賞した傑作で、中公文庫からは上下2巻シリーズで刊行されています。