電子書籍
参考にするには
2019/06/18 10:32
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
違うみたいだけれど、軽い気持ちで読みたい。まず、最高の生き方だと感じるには、軽く考えて生きた方が良さそうだな!というのは思う。
投稿元:
レビューを見る
【感想】
ベストセラー「最強の働き方」の著者、ムーギーキムさんの新作。
前述の1冊が本当に面白かったので、この本は広告で見つけた瞬間に注文した。
そして到着してすぐ、わくわくしながら読んだが・・・・・読み終わってビックリ。「読んでいて苦痛に感じるレベルのクソ駄作」と言ってイイくらいのレベル。。。
やや酷評だが、「結局この本は何が言いたいの?」という一言に尽きる。
勿論、テーマは悪くないと思う。
どうすれば最高の生き方ができるのか、冒頭はとてもワクワクしたものだ。
が、「マウンティング・ゴリラ」やら「シェルフィッシュ」やら、くだらないダジャレのキャラクターが沢山でてきて、序盤から「うそ・・・この本はクソなんじゃないのか?」とキナ臭くなってきた。
そのくだらないダジャレキャラ達の紹介がようやく終わったかと思うと、「マズローの10大欲求」という謎の章に突入し、そして「最強の賢人」と呼ばれる方々のクセのある所見紹介の章に突入し、、、
結局この本でテーマ「最強の生き方とは何か?」に対し、何の解決も持論も書かれていなかったのではないじゃないかと愕然となった。
読んでいて本ッッ当に苦痛で、尚且つ何のリターンも本書から得る事が出来なかったね。
要は、400ページ弱のクソ長いページ数というのがこの本で一番のミステイクなんだと思う。
無駄にページの持ち分が長いから本編は蛇足にまみれており、持て余したページをしょうもない章で浪費してしまい、結局何が伝えたいのかよく分からない1冊になっていしまったんだろう。
読むに堪えないレベルの久しぶりの駄作。
しかもかなり期待していたムーギーキムさんだったので、ダブルでガッカリしました。
あーほんま残念。
【内容まとめ】
1.思い込みを脱却し、価値を実感する生き方の獲得。
「自分の意志」を疑い、「多様な価値観」を再選択しよう。
自分が重視する価値観をしっかりと認識した上で、それを人生で体現する思考法を獲得すること!
2.人類は本来、大規模な集団と協力する力を通じて生存競争に勝ち残ってきた。
大きな仕事をする人は、多くの人が賛同するビジョンを掲げ、多様な視点を取り入れて様々な人を巻き込むものだ。
そして明確なコミュニケーションをして、大規模な協力を通じてパイを大きくし、大きくなったパイを公正に分配する。
3.人は「何をするか」という具体的な行動より、「どういう価値に繋がることをやっているか」という意識の方が、人生の価値を実感する上で大切だ。
自分にとっての価値を考え、その価値を実現する具体的な行動を取ってこそ、仕事と人生に意味を付与できる。
4.「自分にとって何に価値があるのか」を知らなければ、価値を実感する人生など過ごせない!
押し付けられた空想のアイデンティティではなく、多様な価値観で意味づけしていくことが、価値を実感できる人生を送る上で重要!
【引用】
・自分の仕事や人生に、価値を感じていますか?
私たちは果たして、仕事や人生で何らかの価値を生み出しているだろうか?
意味ある人生を過ごしているのだろうか?
そもそも自分の行動の価値を自分に説明できるだろうか?
・本書の目的
→思い込みを脱却し、価値を実感する生き方の獲得。
「自分の意志」を疑い、「多様な価値観」を再選択しよう。
自分が重視する価値観をしっかりと認識した上で、それを人生で体現する思考法を獲得すること!
p37
・マウンティング ゴリラ
学歴や職歴や年収など、社会的に評価されがちな一部の価値観だけで自分および人の序列を決めようとする試みは、それ以外の要素に価値を置いていない価値観の貧しさの表れである。
何らかの軸で自分の方が『相対的に』優位に立っていることを確認しないと、自分の価値を自分で感じられないという、闇の深いコンプレックスなのである。
p52
・シェルフィッシュ
その行動原理が自分の意見だけ通した個人的利益の最大化であり、「共通の利益」に神経が回らない。
徐々に仕事のメインから外されて暇になり、会社の勤務時間で趣味や副業ばかりやって「せこくサボること」ばかりを考えており、いかに働かずして少しでも経費をかすめとるかばかりを考えていたりする。
人類は本来、大規模な集団と協力する力を通じて生存競争に勝ち残ってきた。
大きな仕事をする人は、多くの人が賛同するビジョンを掲げ、多様な視点を取り入れて様々な人を巻き込むものだ。
そして明確なコミュニケーションをして、大規模な協力を通じてパイを大きくし、大きくなったパイを公正に分配する。
p113
・21世紀版「ヒトの欲求の10大パターン」
1.生理的欲求、安全(食欲・性欲・睡眠欲・衣食住)
→大抵の人の行動は、生理的欲求に根差すものが一番多い。結果的に多くのビジネスは生理的欲求や本能を対象にして構築されている。
2.闘争、競争
→自分の遺伝子と縄張りを広げるための闘争本能で、現在は社会的な足枷になっている。この闘争本能を制御する必要がある。
3.愛情、帰属
→大半の人間にとって、孤独への恐怖や共感と賛同の希求、愛情とコミュニケーションで人と繋がりたいという欲求は強烈である。
4.承認欲求
→自尊心も多くの人にとって強い欲求であり、非常に強力な行動原理である。
5.貢献欲求
→「自分は役にたつ存在である」と自分自身で納得し、自分を好きになるための「内的自尊心」にとって重要な要素。
大切なのは、自分にとって安心感を与えてくれる共同体を見つけ出し、その共同体に対して明確に貢献できていると実感し、その見返りに共同体から自分へメリットを返してもらえる「互恵関係にあること」だ。
6.学習、成長
→成長したいという欲求や、知らないことを理解したいという知的好奇心。
ただし、成長することだけが価値ある行動だと思い込んでしまってはいけない。心の余裕が必要なのだ。
7.遊び(没頭・熱狂)
→「楽しく好きなことをやる」という欲求を、決して馬鹿にしてはいけない。
今後AIの発展によって人間の労働時間が減ると言われているが��その時に価値を増すのは「遊び」ではないだろうか?
8.認知欲(哲学・信仰)
→「人生に意味を見出し、生き方を知りたい」という存在論的な認知欲。「なぜ生きるのか?」を考える。
9.美術、芸術(感動欲求)
→心の琴線に触れて感動したいという欲求。
10.生きがい
→自分は何のために生きているのか?自分の存在価値とは何か?という価値観の問い。
p286
・アイデンティティ(指導的価値、行動原理)の再選択が、価値観を変え、結果的に行動を変える。
p335
人は「何をするか」という具体的な行動より、「どういう価値に繋がることをやっているか」という意識の方が、人生の価値を実感する上で大切だ。
自分にとっての価値を考え、その価値を実現する具体的な行動を取ってこそ、仕事と人生に意味を付与できる。
p374
・「自分にとって何に価値があるのか」を知らなければ、価値を実感する人生など過ごせない!
押し付けられた空想のアイデンティティではなく、多様な価値観で意味づけしていくことが、価値を実感できる人生を送る上で重要!
投稿元:
レビューを見る
特集本コーナーにあり、タイトルに惹かれて購入。
初めて作者の本を読みましたが、自分が思っていた内容とは違っていました。というのもてっきりこれからどうすればいいのかという「未来」について多く書かれているかと思ったら、なぜそう思ったのかと思うまで背景を分析する「過去」について多く書かれていました。
最初のところでは、あなたの周りにいる嫌な人たちをゴリラや恐竜を使って、わかりやすく解説しています。ただ、作者のことはあまりわかりませんが、かなり嫌な人のことをディスっているなという印象でした。今まで積りに積もった不満を本に綴っている印象でした。他人をディスっていますが、あなたも周りから嫌われているのでは・・・と思いました。
また様々な分野の先生が「人間」の心理について語っていて興味深かったのですが、、宗教学や人類学、心理学など想像していたよりも別の分野から攻めてきたので、モヤモヤするばかりでした。
内容の構成としては、メンタリストのDAIGOさんの書籍と似ていて、イラストや大事なところは青くマーカーが引いていたり、太字で書いていたりしています。
後半に入って段々と「これから」について語っていますが、途中表現が堅苦しかったり、具体的なことが書かれていなかったためか、ちょっとわからない部分もありました。ここでも一部ディスっているところもあったので、「そうなんだ。」ぐらいで、自分にはあまり響きませんでした。
投稿元:
レビューを見る
自分を見失いがち、あるいは自分が分からない、という人にとって、とっかかりになるような本だという感想。要は自分にとって何が大切なのか、価値があると思えるか、を主題に置いている。進化論を借りてきて、欲求レベルが原始的と揶揄しゴリラやサルかどに例えるのは著者なりのユーモアだろう。ここは賛否分かれる。まぁ思ってる分にはいいのではないだろうか。
これは著者のまとめノートみたいな内容ではあるものの、知るべきは自分自身なのだと、最近の自分のテーマに合うものだった。
投稿元:
レビューを見る
いつものように面白かったのですが、今回は霊長類学の山極先生、宗教学の島薗先生、哲学の中島先生、心理学ではアドラー心理学の岸先生、脳科学の中野先生の話をキムさんが独自の視点で消化し、行動原理を解き明かすということにトライしてくれているところが良かった。宗教学とか哲学とか、やっぱりもう一度向き合わないといけないなと改めて思いました。
結局、脳科学的には、「幸せとは何か」という思い込みや、単に「帰属先から承認されて」脳の報酬系に刺激が欲しいという欲求が、強力な行動原理になっているらしい。つまり、自分たちが自由意志や幸福だと思っていたものが実は壮大な思い込みで、単に本能的欲求や帰属先からの承認欲求を満たすために、自分の行動を〝最適化〟させただけのものかもしれない というのだ。帰属意識が強ければ強いほど、その帰属先の集団の行動の善悪など関係なく、その集団が求めるルールに従うことに、謎の快感や、正義感まで感じるように人間はできているらしい。だからこそ、自分の人生を選ぶには、どの集団に帰属意識をもつかを選択することが重要になってくる。結果、自分の仕事や人生に価値を感じているビジネスパーソンの最大の特徴は、自分がなぜそれをしているのかに納得している という点にあるらしい。言い換えれば自分にとって大切なのは何か、「自分が生きがいを感じるのはどのようなときか」 を知っているということが重要という何だか当たり前のことが大切だということらしい。
自分がその価値と意味に納得した人生を送るには、〝自分が原体験レベルで本当に大切だと感じるもの〟に力を注げるようにすることが重要。そして、「自分が提供しているモノには大きな価値がある」という信念を持てることが、強いモチベーションの源泉となり、働く価値を実感できる人生へのカギ になっているということだ。つまり、 自分が好きなことをやっていて、それが社会にも貢献していて受け入れられている状態が、「自分の居場所」っていうことですね。
最近、働き方の本を何冊か読んで、結局は好きなことをガムシャラにやるってことしかない訳だけど、その好きなことが「人の役に立っている」ということも重要なんですね。
投稿元:
レビューを見る
価値観の見直しということで、さまざまな視点から議論されていて面白かった。結論としては、本当の自分が価値を感じることをやるのがベスト、なのだけど、はたして自分にとって本当の価値はどこにあるのか、、原体験はもちろんあるけれども、知識や見栄で何重にも上塗りされて、その重きをおくべき価値が分からない。その答えはもちろん本には載ってないので、結局は自分で見つけていかないといけないということか。
投稿元:
レビューを見る
自分が好きなことをやっていて、それが社会にも貢献していて受け入れられる状態が、自分の居場所になる、最強の自己実現とするための生き方を真剣に考えようと思った。
投稿元:
レビューを見る
内容としてはよくある、やりたいことをやる、という事で、特段大きな発見は無かったです。
専門家の話は、著者のコメントのみでなく、対談形式の内容のほうがよいと思いました。
投稿元:
レビューを見る
仕事をしていく上で、自分にとって大切なことは何かをもう一度見直してみようという内容の本。
人間が感じる幸福感や価値観がどのように形成されたのかということを人類学や脳科学、宗教の視点を交えて語っていく。
まだ働いていない身なので書籍で紹介されたアンチパターンはあまり見たことがないが、こうならないようにしたいなと考える次第である。
文章自体は分かりやすい単語を使って説明をしてくれているが、説明が少々冗長なため、サクサクは読めない。
投稿元:
レビューを見る
結論はそれほど複雑なものではありません。
そこはムーギー・キム氏の本ですから、何と
なくで煙に巻くような内容ではありません。
それは自分の価値観こそが重要としています。
「自分が大切だと実感する価値を明確にして、
それにリンクする行動をとって、その価値を
実現していく」ことです。
そうでないと「何だか、忙しく頑張った割に
価値なかったよね。わたしの人生は」となり、
他人の価値を実現するためだけの人生になり
かねない、と指摘します。
「帰属意識」と「承認欲求」だけのために生
きるのではなく、個人的に重視している多様
な価値に気づき、その価値観に紐つく具体的
行動を選択してこそ、生きる価値に納得でき
る人生をおくれる。とも言います。
「そんなの当たり前でしょ」と言ってしまい
そうですが、この結論に至るまでの過程が他
の似た内容の本とはちょっと違います。
哲学、宗教、心理学、脳科学など多様な分野
の観点から人間の行動原理を研究し、「働く
意味とは?」を突き詰めます。
たどり着いた結論は同じでも、それが導き出
される過程が違うと、こうも腹落ち感が違う
のかと不思議な気持ちにさせられます。
それだけでも読むに値する一冊です。
投稿元:
レビューを見る
多様な価値観を認める。
自分の行動ひとつひとつに、価値観を結びつけるように考える。
→自分にとって価値のある行動を取れるようになる
脳内物質もまた多様、何型の幸福なのか、当てはめて行動する
自分にとって価値を実現する具体的な行動をとってこそ、仕事と人生に意味を付与できる。
承認欲求などでは行き詰まる。
自分が本当に価値があると思うことに行動を紐付けよう。
投稿元:
レビューを見る
斜め読みしやすいようにハイライトされている。内容は広く、自分で考えていくように促すもの。多様性をどのように捉えるかを考え直させられる。
投稿元:
レビューを見る
とても良かった。ご自身の言葉で書かれているのだろう。頭に入ってきやすい。それから、構成をしっから考えられている印象で、後半のダレも少ない印象だった。
投稿元:
レビューを見る
マウンティングゴリラ→アロガントラロピテクス→北京賢人→ナヤンデルタール人→マゾ・サピエンスと進化しながらも欲求に結局は縛られてしまう。
これらはある種のアンチパターンとして自身を戒めることができるが、この本の解説を読むことで身近にいるこうした人々への「理解」を深めることもできる。
結論だけ言ってしまえば、他人の価値観に縛られず自己実現を目指しましょうというものであったが、専門家との対談パートで「人間」に対する理解が深まったように思える。
投稿元:
レビューを見る
あとでまた読み返したくなる本。前半は優しい内容で、途中で諦める人にも優しい設計。ちょこちょこ笑える所があるので、ストレスも少なく読み進められる。後半に行くに従って、何が言いたいのか分かりにくかった。章単位でちょこちょこ読み進めたのでちょうど良かったが、途中で飽きがくる人も多そう。結局自分がどう生きていきたいのかを考えながら読まないと、単なるトリビア集に終わってしまう。しっかり自身を振り返る時間を作るべき。