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閨房の哲学
由緒ある貴族の家に生まれたマルキ・ド・サド(1740-1814年)は、数々のスキャンダルで入獄と脱獄を繰り返し、人生の三分の一以上を監獄の中で過ごした。フランス革命で釈放...
閨房の哲学
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閨房の哲学 (講談社学術文庫)
商品説明
由緒ある貴族の家に生まれたマルキ・ド・サド(1740-1814年)は、数々のスキャンダルで入獄と脱獄を繰り返し、人生の三分の一以上を監獄の中で過ごした。フランス革命で釈放されたあと、『ジュスティーヌあるいは美徳の不幸』(1791年)を匿名で刊行して以降、精力的に書かれた作品の中で、本書はそのエッセンスを気軽に味わうことのできる絶好の一冊である。第一人者がついに手がけた究極の文庫版新訳、ここに完成。
目次
- すべてのリベルタンへ
- 第一の対話
- 第二の対話
- 第三の対話
- 第四の対話
- 第五の対話
- 第六の対話
- 第七にして最後の対話
- 訳者解説
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紙の本
異色の作家、マルキ・ド・サドの比較的マイルドで、評価の高い作品です!
2020/03/16 09:27
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、18世紀のフランスにおいて、将校の地位に上り詰めながらも、賭博や娼婦買い、また女性の監禁や拷問などで人生の大部分を牢獄で過ごしたという経験をもつマルキ・ド・サドの作品です。彼の作品は、こうした彼の経歴を表してか、非常に過激なものが多いのですが、1795年に発表された同書は、彼の作品の中では、マイルドな内容で、20世紀以降、高い評価を受けてきました。同書の内容は、少女ウージェニー、サン・タンジュ夫人、ドルマンセの三人を中心に進められる物語となっており、会話や議論を行うシーンとその実践としての乱交のシーンが交互に繰り広げられ、その展開の中から独自の反革命思想が立ち上がってきます。ぜひ、異色の作家とも言われるサドの作品を、この機会に読んでみては如何でしょうか。