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路地裏に怪物はもういない
著者 今慈ムジナ(著) , やまかわ(イラスト)
平成最後の夏、最後の幻想がはじまる。一つの時代が終わろうとしている。 高度に発達した文明社会は路地裏の暗闇さえも駆逐し、この世界に幻想の居場所はなくなった。かつて人々が怖...
路地裏に怪物はもういない
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路地裏に怪物はもういない (ガガガ文庫)
商品説明
平成最後の夏、最後の幻想がはじまる。
一つの時代が終わろうとしている。
高度に発達した文明社会は路地裏の暗闇さえも駆逐し、この世界に幻想の居場所はなくなった。かつて人々が怖れた怪異は、誰しもがネットで正体不明を暴けるものとなった。
そんな幻想の余地がなくなった現代社会で、十代の少年少女を中心に不可思議な現象が起きる。
――乖異。
己が妄執こそが真の現実だと主張する、突如顕れた新たな病魔。現実から乖離し、現実とは異なる理で世界をねじ曲げる現象。乖異によって引き起こされるは、「死者のいない」猟奇事件。導かれるように集ったのは、過去に囚われた三人。
絶えた怪異を殺す少女・神座椿姫。
空想を終わらせる男・左右流。
そして、世界に残された最後の幻想である少年・夏野幽。
一連の事件に「真祖の吸血鬼」の存在を見いだした彼らは、それぞれの理由を胸に乖異とかかわっていくことになる……。
終わる平成。最後の夏。最後の幻想。
旧時代と新時代の狭間に問う、新感覚伝奇小説 がここに。
※「ガ報」付き!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
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(意味深)
2019/07/05 00:25
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公がなかなかな性格をしていて、
つかむまでちょっぴりページがかかった。
つかめたら楽しく読めるけれど、
テーマはなかなかに重め。
深く考えていけば、
かなりいろいろ考察を広げられそう。
懐の深い1冊。