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電子書籍
同時代を撃つ(1)情報ウオッチング
著者 立花 隆
警世のジャーナリストが、明快な理論と分析で迫る話題の社会時評集。毎日、さまざまなメディアからさまざまなニュースが供給されている。そんな情報に疑問を感じないだろうか? 第2...
同時代を撃つ(1)情報ウオッチング
同時代を撃つ 情報ウオッチング 1 (講談社文庫)
商品説明
警世のジャーナリストが、明快な理論と分析で迫る話題の社会時評集。毎日、さまざまなメディアからさまざまなニュースが供給されている。そんな情報に疑問を感じないだろうか? 第2次情報を中心に扱う著者がウォッチングする主たる対象は、目に見える現象の背後に隠された、より高次の現象ないし構造である。あふれる情報の背後に隠された真実を抉った名著!
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紙の本
鮮やかな生きた歴史書
2002/06/26 13:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:沖 海明 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は「知の巨人」こと立花隆氏が80年代に「情報ウォッチング」として週刊誌に連載していたコラムをまとめたものである。この80年代はバブル経済の揺籃期にあたり、後に第二の敗戦と言われる「失われた10年」を産み落とすことになる。
日本は今、戦後最悪の状況にある。企業倒産、失業者、犯罪は増え続け、政治家や役人、警察は腐敗し、産業廃棄物による環境破壊や狂牛病、農薬による食品汚染、以前は考えられなかった
都市部における集中豪雨などの災害。どれもこれも深刻な社会問題である。
なぜ、こんなことになってしまったのか? 突然起こったように見える、これらの現象も実は
何十年も前から伏線が敷かれていたのが本書を読むとわかる。人々は刻一刻と危機的状況に
なりつつある問題を利息つきで未来に持ち越したのだ。
しかし、もはや未来への持ち越しは許されない状況である。このままいくと本当に「破滅」の
二文字が見えてくる状況になりかねない。ソ連や東欧の歴史を見るまでも無くカタストロフは
現実に起こりうるのだ。今一度、私達は過去を見つめ直すべきではないか?
復活の処方箋は探すのではなく、生み出すものではないか? 本書は困難な環境のなか苦闘する
現代人にとってバイブルとも言える名著だと思う。
紙の本
過去の話とは言い切れない
2022/02/08 23:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者が1980年代に書いた時事関連の
記事をまとめた本です。
現代にまで尾を引いている数々の社会
問題の萌芽が、既にこの時代に生まれつつ
あったことを知って驚きます。