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薫風ただなか
著者 著者:あさの あつこ , イラスト:丹地 陽子
江戸時代中期、十五万石を超える富裕な石久藩。上士の息子でありながら、鳥羽新吾は藩校から郷校「薫風館」に転学する。母からは強く反対されたが、毎日仲間たちと切磋琢磨しつつ青春...
薫風ただなか
薫風ただなか (角川文庫)
商品説明
江戸時代中期、十五万石を超える富裕な石久藩。上士の息子でありながら、鳥羽新吾は藩校から郷校「薫風館」に転学する。母からは強く反対されたが、毎日仲間たちと切磋琢磨しつつ青春を謳歌していた。かつて通った藩校は家格で全ての順列が決まる息苦しい場所だった。ある日、気の強い母を厭い落合町の妾の家に暮らす父が久しぶりに家に戻ってきた。新吾と二人きりになると「薫風館」を探る間者になれと新吾に命じる。「薫風館」の教授陣の中に、藩主の暗殺に関わる陰謀があるという。それは新吾の仲間たちまでも巻き込む嵐の前触れだった!
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お決まりのパターンではあるが
2020/04/21 13:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Koukun - この投稿者のレビュー一覧を見る
背景となっている陰謀 お家騒動も、黒幕が分かりにくいなど 少々手が込んでいる。
爽やか青春もの、 主人公とその友人たちは好人物、 お互い切磋琢磨して成長してゆく、という あさのあつこ お決まりのパターンではある。
むしろ、この本では主人公たちよりも、主人公の母親の造形、そしてその変化が面白かった。