紙の本
嘘に嘘を重ねる
2020/01/25 20:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
新婚の夫のために朝食を作り、夫の姿が見えなくなるまで笑顔で見送り、夫の姿が見えなくなると笑顔が消える・・・
もうこれだけで妻の心がどこにあるのか垣間見える。
憎んでた人のやさしさに触れて心が揺らいだり、真相に近づいて動揺したり、これは新たな心で生きていけるかな?って思ったら
全ての布石を回収するような最終展開が待ってます。
紙の本
2時間サスペンス?
2019/09/25 09:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぷりしら - この投稿者のレビュー一覧を見る
あらすじだけ読むと面白そうなのだが
人物もストーリーもペラッペラに薄かった。
話しの運びにも色々無理(非現実的)なことが多かったし…。
とにかくストーリーの起伏がたのしめればいい、
と割り切るのならそれなりに楽しめる作品。
投稿元:
レビューを見る
うーん。。すごく薄っぺらい内容でびっくりした、と述べたら冷たい人間になるのかな。
動機も、伏線も、感情の動き方も、どれも嘘っぽい。リアルさに欠けすぎていて鼻で笑いたくなる感じ。愛という形で終わらせようとしたとしても、もちろん泣けるはずはなく、、つまらなかった。
投稿元:
レビューを見る
最愛の夫を殺したと思える男に復讐する為、整形して身分も変えてその男に近づき偽装結婚してしまう妻。殺すチャンスを窺いながら生活していく内、段々と男が善人に思えてくる。この男は本当に犯人なのか? 男に自分の正体がばれているのではないか?・・・というストーリー。
秋吉さんの作品の愛読者なら、今作の作者の企みは気付くかも知れない。鈍い私でも大方分かったから。それでも小説として抜群に面白いし、結末もいかにも「イヤミスの女王」で私は好きだなあ(^-^)。
投稿元:
レビューを見る
医者である英雄と結婚し、幸せな結婚生活を送る絵里。
しかし彼女は英雄が元夫を殺した証拠を探していた。
面白くはあるものの、焼けつきような熱さも激しさもない、わりと穏やかな、タイトル負けの作品だった。
(図書館)
投稿元:
レビューを見る
先週(8/24)の王様のブランチで紹介された「究極の復讐と純愛」を同時に描いたミステリー。
番組には、著者の秋吉理香子さんも出演していて、それまでの著作も人気があって映像化されたと紹介されていました。早速、読もうと思ったのですが、Amazonも楽天ブックスも、大型書店でも売り切れ。本日(8/31)ようやく入荷したようで、買ってきてすぐに読みました。グイグイ引き込まれて、あっという間に読み終わりました。
ラストはどんでん返しがあると王様のブランチでも紹介されていたので、想像しながら読み進めましたが、いずれの想像もハズレ。
ミステリーとしても、純愛小説としても楽しめました。
投稿元:
レビューを見る
夫を失い、真実を突き止めるために夫を殺したと思われる人物と結婚した女性の物語。サスペンス溢れる展開でぐいぐいと読まされます。
それこそ身を焦がすような凄絶な復讐の物語といった感があるのですが。途中から徐々に敵に対して愛情を覚えていくヒロインの心情の移り変わりが、復讐の意図よりもなお苦しくって。果たして本当に彼が殺人犯なのかどうか、という疑念もひたすらに重くって。もういっそすべてに目をつぶってしまえばいいのに、とも思えてきます。
幕切れは意外にあっけない印象だけれど。これくらいの方がいいのかも。「真相」はけっこう意外だったなあ。読み返せば伏線はあったのだけれど、これは思いもしませんでした。
投稿元:
レビューを見る
「暗黒女子」で興味を抱いた著者。「鏡じかけの夢」はかなり面白かった。
とまぁ著作はちょいちょい読んでいるのだが、今作は「ガラスの殺意」的な印象。テレビでやってる2時間ドラマ、いわゆる火曜サスペンス劇場的な。なかなかのハード設定。夫を殺害した医師に制裁を与えるため、整形してその医師と結婚生活をするのだが…。
前半は憎しみを糧に虎視眈々と耐え忍ぶ描写で魅せる。後半はお互いが疑心暗鬼に陥りその後の展開がどうなるのか気になって読むスピードが増していく。正に火曜サスペンス!
この例えの真意は、面白いけどやや物足りない感。
投稿元:
レビューを見る
ほぼ一気読み。読者がどうせ深読みするだろうなと計算して、それを鮮やかに裏切るストーリーを組み立てている。まさかのハッピーエンドか?と思わせるミスリードも見事。
最後ヒロインたちの悲観的な想いとは裏腹に、なんとなく希望の光を暗示しているように思うのは私だけか?
投稿元:
レビューを見る
(図書館本)お勧め度:☆6個(満点10個)。何か凄く陰惨な夫婦物語を読まされたみたいで、読み終えると心がすごく荒んでいくような気がした。最初はごく普通の夫婦が描かれていたけど、夫が殺され、容疑者が無罪となり、真相を確かめるため、女は整形をし、容疑者と偽造結婚をするが、徐々に夫を愛するようになり、一時はこのまま疑惑を明らかにせず、幸せに暮らしたいと思うようになっていくが・・・。最後は、結局、その通りにはならなかった。タイトル「灼熱」のように一人の男の人生を灼き尽くした凄惨な終わり方だった。ちょっと切ない。
投稿元:
レビューを見る
穏やかで愛情深い夫。しかし私は、彼を愛していない、なぜなら彼は、私のかつての夫を殺した男だから……。複雑な家庭環境に育った咲花子は、同じような問題を抱えた忠時と出会い、恋に落ちた。やがて二人は結婚し平穏な日々を送っていたがある日突然夫が転落死したと連絡が入った。唯一の目撃者である医師が犯人だと疑われるも、夫が医師に対して詐欺を働いていたことが明らかになり、世間の目は一転する。証拠不十分で犯人不明のまま、自殺として処理されるも咲花子には信じられなかった。そして医師に近付き、妻となり証拠を見つけ出そうとするが……。
前半英雄が怪しいエピソードが薄くて、咲花子のあたりだけ強くてつらい。でもだんだん心を通わせてハッピーエンドを迎えられそうな様子は微笑ましかったのにこのエンド……いや妹はもうちょい反省しようよ……話の展開は早いけど読み易い。
投稿元:
レビューを見る
昼ドラ、もしくは火曜サスペンス劇場みたい。夫を殺された咲花子は、整形で顔を変え、無罪釈放になった容疑者の医者の男の妻となり、復讐のチャンスを伺うー。ストーリーにはそんなに惹かれなかったが、起承転結がハッキリしているので、それなりに面白かった。しかしな、別人レベルで整形しているのに、医者の夫が気づかないってことある?ブラックジャックに整形してもらったわけじゃあるまいし。他にも、ん??と思う所多々あり。咲花子の短絡的な性格も、何やねん、となる。でも、さっくりサスペンス読めて楽しめた。
投稿元:
レビューを見る
展開が早くて一気に読んだ。新婚夫婦がほのぼのと朝食を食べていると思ったら、数ページで元夫が死んでいたり、父親が殺されていたり、これから何が起こるんだろうとワクワクさせてくれる。
投稿元:
レビューを見る
終わりが近づくにつれてハラハラした展開になって行ったけど、少し無理のある終わり方かなと感じた。
夫を殺された妻が整形し、復讐のために容疑者の妻になり、病気の妹の看病も一生懸命行う。しかしリトマス紙を仕掛けていた人物が。最後は悲しい結末…。
投稿元:
レビューを見る
つい一気読みしてしまった。
それほど多いページ数ではないのに、起承転結がはっきりしているからなのか、読後感はとても充実しています。
何が本当の幸せなのか。
暴かなければよかったのか。
出会わないのが幸せだったのか。
色々思うところはありますが、結局はお互い心のどこかにあるその黒い無意識で繋がりあってしまったのかなと。
ある意味英雄は幸せでしたね。
遺された2人は、きっと辛いけど生きていくのでしょう。
その先に自分を許せる未来がありますようにと願います。