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戦争獣戦争
著者 山田正紀
北朝鮮・寧辺の使用済み核燃料保管施設の貯蔵プール。その中で謎めいた生物が泳ぐ様が確認された――それは戦争によって文明という負のエントロピーを正のエントロピーに“精算”する...
戦争獣戦争
戦争獣戦争 (創元日本SF叢書)
商品説明
北朝鮮・寧辺の使用済み核燃料保管施設の貯蔵プール。その中で謎めいた生物が泳ぐ様が確認された――それは戦争によって文明という負のエントロピーを正のエントロピーに“精算”する際に誕生する、四次元高時空域座標の存在〈戦争獣〉。生態系ならぬ死態系に潜む死命(シノチ)の最優勢種である彼等は、最終・究極戦争に至る闘争を至上目的とする〈異人(ホカヒビト)〉のみが操ることが出来るという。デビュー時の言葉「想像できないことを想像する」を体現せしめた書き下ろしSF巨編!
目次
- 第一章 異人(ホカヒビト)たち
- 第二章 一九五〇年六月二十五日(ニギオ)
- 第三章 一九四五年八月・結晶林(マガタマカガミノモリ)
- 第四章 朝鮮戦争一九五〇年六月二十七日・漢江(ハンガン)――ヴェトナム戦争一九六八年三月十六日・ソンミ村
- 第五章 一九九五年一月・寧辺(ニヨンビヨン)核施設
- 第六章 異人(ホカヒビト)ふたたび
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紙の本
緻密なのか出鱈目なのか
2021/11/01 17:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容、筆致共に読みやすい感じではないので、読了するのに体力が要った。
心身が疲れているときにはお薦めしない。
広島と長崎に原爆が落とされた日に生まれた2匹の戦争獣を舞台回しに、戦後史を読み直すような物語だが、フィクションとは言え、書いてあることが現実に基づいた緻密なものなのか架空の出鱈目なのか、などと考えていると、訳が分からなくなった。
そもそもSFミステリーの読み方がなっていないのかもしれないが・・・。
体力があるときに、読み直したい。