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弥勒
著者 篠田節子
新聞社の永岡は、妻の櫛がヒマラヤの国パスキムの破壊された仏像の一部と気づく。5年前入国した首都カターで見た美麗な仏像彫刻だった。美術品持ち出し禁止の国で政変のため寺院が崩...
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弥勒 (集英社文庫)
商品説明
新聞社の永岡は、妻の櫛がヒマラヤの国パスキムの破壊された仏像の一部と気づく。5年前入国した首都カターで見た美麗な仏像彫刻だった。美術品持ち出し禁止の国で政変のため寺院が崩壊したと聞いて、密入国を試みる。僧侶達は虐殺され都市は壊滅していた。彼も革命軍に捕らえられ…。旧習を打破し、完全平等の理想郷を求める人間達のもたらす惨劇。恐怖と戦慄の世界を臨場感豊かに描く畢生の大作。
目次
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紙の本
業
2020/07/17 01:15
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投稿者:イシカミハサミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
答えのない、混沌の小説。
ただの変化に不可逆な時間軸を混ぜ込んで、
「進歩」と名付ける人類の業が洗われる気がする。
宗教への信仰か。科学への信仰か。
いずれにしても、信仰なくして人類の繁栄はない。
事実の羅列で人を従えて、理想郷を作るのは、
パンドラの箱を開けてしまったそのときから、できないと決まっているのだと思う。