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電子書籍
【7時間タイムセール】火の山 山猿記(上)
著者 津島佑子
【期間限定タイムセール 10月23日 17時から0時まで!330円で配信!】 火の山――とは富士山のこと。その富士山に寄り添いながら生きた有森家の変遷史。誕生と死、愛と結...
【7時間タイムセール】火の山 山猿記(上)
火の山 山猿記(上)
火の山 山猿記 上 (講談社文庫)
商品説明
【期間限定タイムセール 10月23日 17時から0時まで!330円で配信!】
火の山――とは富士山のこと。その富士山に寄り添いながら生きた有森家の変遷史。誕生と死、愛と結婚の型。戦中戦後を生きた人たちを描きながら、日本の近代を見つめ直した傑作長編小説。第51回野間文芸賞、第34回谷崎潤一郎賞受賞作。平成18年4月から放送のNHK連続テレビ小説『純情きらり』の原案。(講談社文庫)
目次
- 0-1 …………
- 0-2 …………
- 1-1 ワープロ印刷されたB5判の手紙
- 2-1 水色のバインダーで五冊にまとめられた、ボールペンの手書きによるA4判の「記録」
- 由紀子のために、牧子のために──有森勇太郎
- 1 杏子の病室──カモンカカ
- 2 信玄堤の小太郎
- 3 有森小太郎小伝
- 4 勇太郎誕生のころ──オミソとヨソモン
- 5 勇太郎幼少期──大ボサツ峠
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紙の本
気軽に手に取ったつもりが、読み終わらない壮大な本だった。
2020/10/27 23:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
再放送していたNHKの連続ドラマ「純情きらり」のオープニングのタイトルに、原案 津島佑子著「火の山 山猿記」とあって、気になって手に取る。
読み始めてみれば、超大作で、HNKドラマの週6日×15分の半年程度では到底描ききれない大河ドラマ。
この小説では、TVドラマではたまにしか登場しない桜子の弟・勇太郎が、アメリカに移住しその晩年の日本語で書かれた「メモワール」を、日本語はネイティブではない孫のパトリス・勇平が友人たちの助けを借りて読み解いていくという複雑な構成。
語られるのは、過去は勇太郎の父・源一郎、祖父・小太郎、曽祖父・伊兵衛までで、パトリス・勇平の世代を加えると全6世代の話。
あまりの複雑ぶりに人間関係も、時代感も忘れそう、本に付属の家系図に加え、年表を独自に制作しながらでなければ物語に入ってゆくのは困難。
わが、年表によると、孫のパトリス・勇平が「メモワール」を読み解いているのは、少なくとも2010年を越えている...もう、壮大すぎです。
ちなみに、上巻ではTVドラマのヒロイン桜子はまだちらっとしか登場していません。