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〈危機〉の正体
暴発するテロ、迫るファシズム、広がるインターネットの闇、底なしの格差と貧困。世界を覆う「見えない危機」の正体を見抜き、現代を生き抜くための最強の読解力を指南する。〈危機と...
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〈危機〉の正体
商品説明
暴発するテロ、迫るファシズム、広がるインターネットの闇、底なしの格差と貧困。世界を覆う「見えない危機」の正体を見抜き、現代を生き抜くための最強の読解力を指南する。〈危機とは、もともとギリシア語で峠とか分かれ道を意味する「クリシス」に由来する概念だ。分かれ道に関しては、選択を間違えると、とんでもない方向に進むことになり、目的地に到達することはできない。従って、われわれが危機について語るときは、単に危機という現象について、分析し、認識するだけでは不十分だ。危機から抜け出す処方箋についても考えなくてはならない。〉――佐藤優(まえがきより)同時多発テロ/オウム真理教/官僚の不正/トランプ現象/北朝鮮の脅威/ヘイト言説/日米同盟/沖縄基地問題/外国人労働者受け入れ/相模原事件/子どもの貧困…… 現代の危機を神学の知恵で読み解き、希望への処方箋を提示する。(目次より)1見えない危機の到来2資本主義の暴走3国家の本質4格差社会を超えて
目次
- 1見えない危機の到来
- 2資本主義の暴走
- 3国家の本質
- 4格差社会を超えて
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二人には、プロテスタントという共通の基盤がある。 この基盤を軸に、縦横無尽の対談が繰り広げられていく。
2022/08/16 15:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「われわれが危機について語るときは、単に危機という現象について、分析し、認識するだけでは不十分だ。危機から抜け出す処方箋について考えなくてはならない」(佐藤優氏の「まえがき」より)
そのための議論の相手に、佐藤氏が選んだのが、文芸評論家で鎌倉文学館館長の富岡幸一郎氏。
二人には、プロテスタントという共通の基盤がある。
この基盤を軸に、縦横無尽の対談が繰り広げられていく。
難解な問題の本質を鋭く捉える。
傍観者でなく、当事者としてどうあるべきか、どうすべきかを考え抜く。そして活字にして残していく。
「今回、私たちは、小説を読み解くことで、現下の危機について語るというアプローチを取った」(「まえがき」より)
その上で「急ぎつつ、待つ」ことの重要性への理解を求める。
本書を読み通して、その意義が実感として身につく感じがした。
他人なれども、語らいぬれば命にも替わるぞかし。
対話こそ、苦難に挑む力となる。
【本書から】
I 見えない危機の到来
アメリカ同時多発テロとバベルの塔
村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』の予兆性
マルクス主義という宗教
アンチエイジングからオウム真理教まで
II 資本主義の暴走
「マモン」が支配する時代
貨幣の暴力性とファシズム
村田沙耶香『地球星人』の悪魔的ユートピア
III 国家の本質
タブーとなった「国体」論
生前退位がはらむ問題
古川日出男『ミライミライ』が描く「もう一つの戦後史」
天皇が琉歌をを詠む意味
今も続く差別の構図
IV 格差社会を超えて
新自由主義的な価値観が生む絶望
ロシアにおける「友人のネットワーク」
子どもの貧困をめぐるトートロジー
自己責任論の矛盾
崔実『ジニのパズル』が持つ「驚き」
不可能の可能性に挑む
紙の本
対話こそ、苦難に挑む力。
2022/08/14 06:29
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「われわれが危機について語るときは、単に危機という現象について、分析し、認識するだけでは不十分だ。危機から抜け出す処方箋について考えなくてはならない」(佐藤優氏の「まえがき」より)
そのための議論の相手に、佐藤氏が選んだのが、文芸評論家で鎌倉文学館館長の富岡幸一郎氏。
二人には、プロテスタントという共通の基盤がある。
この基盤を軸に、縦横無尽の対談が繰り広げられていく。
難解な問題の本質を鋭く捉える。
傍観者でなく、当事者としてどうあるべきか、どうすべきかを考え抜く。そして活字にして残していく。
「今回、私たちは、小説を読み解くことで、現下の危機について語るというアプローチを取った」(「まえがき」より)
その上で「急ぎつつ、待つ」ことの重要性への理解を求める。
本書を読み通して、その意義が実感として身につく感じがした。
他人なれども、語らいぬれば命にも替わるぞかし。
対話こそ、苦難に挑む力となる。
【本書から】
I 見えない危機の到来
アメリカ同時多発テロとバベルの塔
村上春樹『ねじまき鳥クロニクル』の予兆性
マルクス主義という宗教
アンチエイジングからオウム真理教まで
II 資本主義の暴走
「マモン」が支配する時代
貨幣の暴力性とファシズム
村田沙耶香『地球星人』の悪魔的ユートピア
III 国家の本質
タブーとなった「国体」論
生前退位がはらむ問題
古川日出男『ミライミライ』が描く「もう一つの戦後史」
天皇が琉歌をを詠む意味
今も続く差別の構図
IV 格差社会を超えて
新自由主義的な価値観が生む絶望
ロシアにおける「友人のネットワーク」
子どもの貧困をめぐるトートロジー
自己責任論の矛盾
崔実『ジニのパズル』が持つ「驚き」
不可能の可能性に挑む