ペソペソ
著者 伊東昌美
恋人が、いつも一緒にいてくれないと不安な人。親友が、他の誰かと楽しそうにしていると心が波立つ人――誰かを好きになると、みんな「甘えんぼうさん」や「さびしがりやさん」になる...
ペソペソ
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商品説明
恋人が、いつも一緒にいてくれないと不安な人。親友が、他の誰かと楽しそうにしていると心が波立つ人――誰かを好きになると、みんな「甘えんぼうさん」や「さびしがりやさん」になるのかもしれません。本書は、“ペソ”と、ペソを好きでたまらない“わたし”が、お互いの「心地よい距離」を見つけるまでの物語。こころ和むイラストと短い文章で構成された、自分と自分の愛し方を見直させてくれる絵本です。時々けんかもするけれど、“わたし”と“ペソ”はいつも一緒。「まるで分身みたい」だと思っている“ペソ”から、「もっと自分のことをまっすぐ見てごらん 君とぼくは同じヒトじゃないんだよ」と言われて傷ついた“わたし”が気づいたこととは?――ジタバタしながら成長していく“わたし”に、愛しすぎて人づき合いにつまずきやすいアナタも、きっと励まされるはずです。オールカラーのかわいい一冊。大切な人への贈り物にオススメです!
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あなたと私の程よい距離
2003/02/22 01:43
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投稿者:あう - この投稿者のレビュー一覧を見る
人と人との距離ってとても難しいものだなあと痛切に感じたのは、大人になってからでした。それは、友達でも、恋人でも、家族でも一緒。相手が苦手な人なら、大抵は自分から距離を置けば済みますが、相手が好きな人ならどうでしょう? 自分はもっと親しくなりたくて近付いてみるのだけれど、かえって関係がぎくしゃくしたり、最悪な場合には壊れてしまったりということもあるかもしれません。
この絵本の“わたし”とペソは、いつも一緒の仲良しさん。“わたし”はペソが自分の一部のような気がしてくるのだけれど、“わたし”の中のペソは、「もっと自分のことをまっすぐ見てごらん。君とぼくは同じヒトじゃないんだよ」と言います。淋しくなった私は、ペソとの距離が分からなくなってきて、近付くことも離れることもできなくなり、二人の関係はぎくしゃくしてしまいます。
相手との距離が分からなくなったら、この主人公の“わたし”のように、自分をじっくりと見つめなおしてみることが大切なのかもしれません。自分も相手もそのまわりの人たちも別々の人間です。その一人一人と自分とのべストな距離もまたそれぞれに違います。そのことをしっかりと知り、認めることがきっと大切なのですね。そうすれば自ずと、相手、まわりの人たちとのべストな距離が見えてくるのではと思います。
時にはぎくしゃくすることもあるかもしれないけれど、少しずつでも、相手との程よい距離を見つけていけたならいいですよね。