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もう泣かない電気毛布は裏切らない
著者 著:神野紗希
俳句甲子園世代の旗手、待望の初エッセイ集恋の代わりに一句を得たあのとき、私は俳句という蔦にからめとられた。幼い息子の声、母乳の色、コンビニのおでん、蜜柑、家族、故郷……日...
もう泣かない電気毛布は裏切らない
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もう泣かない電気毛布は裏切らない
商品説明
俳句甲子園世代の旗手、待望の初エッセイ集
恋の代わりに一句を得たあのとき、私は俳句という蔦にからめとられた。
幼い息子の声、母乳の色、コンビニのおでん、蜜柑、家族、故郷……日常の会話や風景が、かけがえのない顔をして光り出す。
人は変わらないけど、季節は変わる。言われてみればそうかもしれない、と頷く。
定点としての私たちが、移ろいゆく季節に触れて、その接点に小さな感動が生まれる。過ぎ去る刻をなつかしみ、眼前の光景に驚き、訪れる未来を心待ちにする。
その心の揺れが、たとえば俳句のかたちをとって言葉になるとき、世界は素晴らしいと抱きしめたくなる。生きて、新しい何かが見たいと思う。(「あとがき」より)
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俳句の魅力
2021/04/21 20:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:昼休み - この投稿者のレビュー一覧を見る
現代の女性俳人のエッセイ。エッセイとしても面白いけれど、俳句の魅力がこれでもかとつめ込まれている
!
紙の本
言葉の妙を掬い取る文章が良かった
2022/03/30 22:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
俳人のエッセイってどんな感じだろうと思って手にとって見たら結構面白かった。母として、俳人としての日常のワンシーンに対する感性だけじゃなく、近代俳句を引用して言葉の妙を掬い取る文章が良かった。カシワイさんのイラストも含めて癒される。