電子書籍
釣り人の「マジで死ぬかと思った」体験談3
著者 つり人社書籍編集部
思わず笑える話から命からがらのエピソードまで、九死に一生の体験談スペシャル編。もちろん、すべて実話。こんなスゴイ体験談は絶対にこの本でしか味わえません。
釣り人の「マジで死ぬかと思った」体験談3
釣り人の「マジで死ぬかと思った」体験談 3 Accident File 45〜65
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紙の本
道楽は、病気である。死ぬまで治らないが、死んでしまっては面白くもなんともない。
2008/02/25 20:14
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ももんじゃ05号 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1(題名からわかることだが)この本に出てこられる方は、みな、死にそうになっておられる。
だから、話はものすごく痛そうである。しかし、不思議と暗くならない。これは、おそらく、釣りという道楽にまつわる話だからであろう。
2 私は、ずいぶん昔にちょろちょろと釣りをしていたくらいで、もう、糸の結び方も忘れてしまったような人間である。
一方、ここに登場される方は、筋金入りである。いや、筋金どころか、全体的に形状記憶合金か何かでできているのではないかと思われる。
釣りをやっていたら(またはやろうとしたら)、やれ、滑落しただの、滝つぼに落ちただの、落雷にあっただの、無数のフナ虫に噛みつかれただの、エライ目にあっておられる。
しかし、彼らは屈しない。ひどい目にあっても、あっても、釣りに行く。一人として、「私はこれで釣りを止めました」とは、言わないのである。ある方など、釣りをしている最中に事故にあい、骨折して、血まみれになった直後、なお、「鮎マスターズの予選までに走れるようにしてください」と医者に懇請している。
まさに、何度形を変えても元へと戻る形状記憶合金である。
たぶん、嫁さんや親や、わが子にさえ呆れられているのではないか?
3 しかし、彼らはそれはそれで幸せなのだろう。釣りは、道楽である、道楽は当人が幸せならばいいのである。他人がやいやい言うのは野暮である。
だから、この話は痛い話なのだが、明るく楽しい? のである。
4 ただ、死んでしまってはもう釣りもできないんだから、皆さん十分注意してくださいと願うばかりである(まあ、楽しいことやっているときに、他のことを考えるのは難しいのですけどね、ええ、私も違う病気の患者なので、あまり難しいことは申せません)。