紙の本
ふと、立ち止まって考える事の大切さ
2020/06/21 10:43
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩波文庫愛好家 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生の意味は生きるということ、生きていることが貢献である・・、ちょっと驚きでした。明石家さんまさんが自身の娘さんの名前の由来を聞かれた時に、『い』きているだけで『まる』もうけ、と答えていたのを思い出しました。
尊厳死についての叙述は母を思い起こしました。まだ母は存命ですが、いずれ今一度会話をしたいと感じました。
三木清とアドラーの言葉が多く出てきました。人は誰かに影響されるものなんだなぁ、と痛感しました(決して悪い意味ではなく)。それがその人の柱となり、根幹を形成していくのであり、その人自身の支えになっている訳です。
私自身も自身の根幹をなす、支えとなる考え方や思いを知る為にこれからも読書を継続していきます。
紙の本
生きづらさ
2022/08/10 11:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日々、生きづらさを感じている人に、ピッタリの一冊でした。具体的なアドバイスなので、参考になることが多かったです。
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人生は苦しい。苦しいこともあれば、楽しいこともある、ではなく、本来的に人生は苦しい。でも、それでも死んでしまうのではなく、この事実を認め、受け入れた上で生きていこう。学校でいじめられている人も、会社でハラスメントを受けている人も、死んでしまうのではなく、とにかく生きよう。どんなに孤独に思えても、必ずどこかに「仲間」はいる。だから絶望することなく、希望を持って生きてゆこう。人生を「生きる」ことが、この世に生を受けたすべての人に課された課題だから。仏教、キリスト教、ギリシア哲学―いにしえの知恵をたずね、アドラー心理学などさまざまな思想に学んで築き上げた、総決算としての人生論❣️ 第1章人生は苦である
第2章 病 第3章 老い 第4章「有用性」に意味はない
第5章 死は忘れてもいい 第6章 死んではいけない
第7章 他者との結びつき 第8章今ここを生きるために
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生きづらさを感じており、幸せを感じにくくなっていたため、購入しました。
一番印象に残った言葉
「何かのために生きる人は「今」をふいにする」
勉強していい大学行っていい会社に入ることが必ずしも幸せになるとは限らないこと。成功=幸せとは限らないこと。
何も成功しなくても、何もしていなくても、今ここで共にいられるという幸福があれば他にも何もいらない。
成功を人生の目標にしてはいけない。そして人生を生まれてから死ぬまでの一直線で見てはいけない。「今ここ」を生きる。
過去にしがみつき、未来に不安を抱えながら生きていましたが、もっと今に集中して、今を楽しんで生きたいと思います。
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ベストセラー「嫌われる勇気」、「幸せになる勇気」の岸見一郎氏による一冊。タイトルはインパクトがあるが、中身は幸福に生きるための手引書。現代に「生き辛さ」を感じている全ての人に。
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ベストセラー『嫌われる勇気』の著者、アドラー心理学の研究者の著書。
未来はまだ来てないのではなくて「ない」。
とても、哲学的なお話。
自分向けではないけど、非常に興味深かった。
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『ありのままを受け入れる』ために、
いつのまにか、『頑張らないように頑張る』事をしてしまう。
そしてまた苦しくなる。
あるがままを受け入れる大切さが
改めて心に届きました。
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悩んでもしょうがない、と気持ちが楽になる本。三木清の引用で人生を例えた海岸で貝を拾う人々の描写が心に残る。
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【読書マラソンPOPコメント】
人生は苦である、でも死んではいけない(岸見一郎) [講談社現代新書]
老いることが怖い。老いはマイナスだ。美容などでアンチエイジングという言葉をよく聞く。なぜ人は老いに否定的なのだろうか。
なぜ挫折や困難ばかりでただ生きるということがこんなにも苦しいのだろうか。
自分に価値はあるのだろうか。死が怖い。そんな人生の中で「生死」について考えたときに読んでほしいのがこの本だ。著者はアドラー心理学を研究しており、一時期話題になった「嫌われる勇気」の著者でもある。分かりやすい文章で心を暖かくしてくれるような数々の言葉で読みおわったときには涙することだろう。最後にこの本の中で好きな一節を紹介する。“働くこと自体が目的ではなく、幸福であるために働くのである。”
ペンネーム“カワ”
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タイトルのインパクトがすごい。
「嫌われる勇気」の著者による、それでも、生きるのだという力強いメッセージ。
借りてから読み終えるまでにかなり時間を要した。
内容としては、著者の伝えたいこと(同じこと)を様々なエピソードを交え何度も伝えてくるというもの。
人は、誰かの期待に応えなくても、成功しなくても、ただ、生きているだけで幸せなのだということ。
過去も未来もなく、ただ「今、ここ」しかない、「今、ここ」を生きること。
親の人生でもない、誰の人生でもない、自分の人生を生きるのだということ。
そして、人生は楽あれば苦あり、と言うよりも、苦なのだ、それでも、生きる。ということ。
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新書はあまり読まないが、この本はすんなり読めた。
新書ならではの文章の固さが、普段小説を読むことの多い自分には慣れない面もあったが、それでも読んで良かったと思える一冊になった。
生きているだけで誰かに貢献していること。
他者とつながり、時には助けを求めても良いこと。
成功ではなく、幸福であること。
人生において大切なことが散りばめられていると感じた。生きるのが辛くなったときにまた読み返せたら良いと思う。
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人生の目的は成功ではなく幸福になる事である。今この瞬間をどう幸せに過ごすかを考えて生きていきたい。
人生を生まれてから死ぬまでの一直線上として考えずダンスを踊るかのように目的地を考えず楽しんで過ごす。この考え方は分かりやすく面白い。
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⚫︎老いや病気などで、以前できた事ができなくなることは"退化"ではなく"進化"したのだと考える。
⚫︎生きる事は絶対的に善である。
⚫︎memento moriとは、「死のことを絶えず思え」という意味。
⚫︎生きているだけで価値がある。
それだけで他者に貢献している。
うーん…
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『嫌われる勇気』も読んでなかったので初の岸見一郎さん。
所々でアドラーを引きながら
存在自体に価値があり、幸せに「なる」のではなく今ここで幸せで「ある」
ということを様々な角度で解説。
自身のエピソードから著者がなぜそういう考えに至ったのかわかるので著者ファンには良いかと思うが、別の体験してたら別の考えになったのでは?という疑問は拭えない。延命治療と尊厳死の辺りは特に当事者や医療従事者などの様々な立場の考えを踏まえた上で丁寧に結論を導いて欲しかった。タイトル通りではあるけれど期待したほどではなかったかな。
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岸見氏の数ある書籍の中で最もエッセイ色が強く、読みやすい。そして、今作も、生きる強さ、勇気をもらえます。