電子書籍
タイタンのゲーム・プレーヤー
著者 フィリップ・K・ディック , 大森 望
軍事兵器によって出生率が低下し地球の人口が激減。タイタンからやってきた異星生物ヴァグとの戦争にも敗れ、活力を失った人類の間では、土地を賭けた〈ゲーム〉が流行していた。カリ...
タイタンのゲーム・プレーヤー
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
タイタンのゲーム・プレーヤー (ハヤカワ文庫 SF)
商品説明
軍事兵器によって出生率が低下し地球の人口が激減。タイタンからやってきた異星生物ヴァグとの戦争にも敗れ、活力を失った人類の間では、土地を賭けた〈ゲーム〉が流行していた。カリフォルニア州に住むピート・ガーデンは、ゲームに敗れ自分の住む街バークレーを巻き上げられてしまう。雪辱を果たすべく、方策を練るピートだが、奇怪な殺人事件が起こり……ゲームが支配するディストピアを描く初期長篇。解説/牧眞司
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
SF色も流石だが、ミステリー色とその展開が実に巧い。
2020/06/28 11:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
SF色も流石だが、ミステリー色とその展開が実に巧い。特にミステリー色の強い前半は、SF的設定の難解さも苦にならない魅力を持っている。ただ、人間たちの思考が操作され、唐突にSF色が強まる中盤の転換は、突然意味不明な異空間に迷い込んだ感じで少々動揺せざるを得なかった。後半は正しくSFそのもので頭の中が異空間状態になるし、結末は結局“タイタン人=ヴァグ”の目的は何だったのかという疑問が残るほどあっさりしすぎてる気もするが、まあ全体として判らないようで判るといった感じだし、実際面白かったという意味で十分に合格でした。57年前(1963年)に書かれたとは思えない斬新さに驚愕でした。
なお、本作品は『マイノリティ・リポート(Minority Report)』(2002年、監督:スティーヴン・スピルバーグ、出演:トム・クルーズ、コリン・ファレル、サマンサ・モートン、マックス・フォン・シドー)として映画化されてるが、映画の内容は本とはかなり異なってるようである。