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三国志 四の巻 列肆の星
著者 北方謙三
宿敵・呂布を倒した曹操は、中原での勢力を揺るぎないものとした。兵力を拡大した曹操に、河北四州を統一した袁紹の三十万の軍と決戦の時が迫る。だが、朝廷内での造反、さらには帝の...
三国志 四の巻 列肆の星
三国志 4の巻 列肆の星 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
商品説明
宿敵・呂布を倒した曹操は、中原での勢力を揺るぎないものとした。兵力を拡大した曹操に、河北四州を統一した袁紹の三十万の軍と決戦の時が迫る。だが、朝廷内での造反、さらには帝の信頼厚い劉備の存在が、曹操を悩ます。袁術軍の北上に乗じ、ついに曹操に反旗を翻す劉備。父の仇敵黄祖を討つべく、江夏を攻める孫策と周瑜。あらゆる策略を巡らせ、圧倒的な兵力で曹操を追いつめる袁紹。戦国の両雄が激突する官渡の戦いを描く、北方版〈三国志〉待望の第四巻。
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紙の本
呂布に惚れる
2001/10/02 19:04
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:南亭骨怠 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ただ強いだけのイメージがある呂布であるが,北方謙三の描きだす呂布は,強さの中に憂いや優しさや悲しさがにじみ出てくる。呂布に惚れずにいられない。4の巻では呂府の魅力が存分に出てきて,それでいて悲しい。
紙の本
官渡の戦いと曹操の飛躍
2002/07/17 11:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょいかごねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
第4巻は官渡の戦いが中心になる。官渡の戦いはいうまでもなく曹操と袁紹の戦いなのだが、不世出の英雄、曹操に対して、袁紹にはどうしても、育ちはいいけど凡庸、というイメージが付きまとってしまう。しかし凡庸と言えど大決戦の一方の大将、北方三国志では決しておろそかに描かれてはいない。袁紹はたしかに凡庸かもしれないけど、読んでいるとそれでもなんとなく感情移入してしまう。北方三国志ではすべての登場人物が魅力的なのだ(董卓や袁術みたいにどうしようもないのは描写が少ない)。
一方、これは官渡の戦いに限らず北方三国志の傾向なのだが、そういった人物描写が多い分、戦闘シーンが比較的淡白になっている。合戦ものが好きな人には不満かも。
紙の本
四の巻・緻密な曹操
2001/12/20 18:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タツー - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻をゴルフで言えば、ハーフ途中の店でプレーヤー達が休んでいるような状態で、水分補給のため、店に出ているポカリに手を出すか、ビールに手を出して我を忘れるか、あめ玉を口にしてまわりを見るか、と言うところか。この間は三国志の戦いの中でも猿紹と曹操の「官渡の戦い」という有名な戦いが描かれている。三国志に関する本は数多く出版されており、曹操に関しては、どちらかというと悪役的な表現が多いが、北方三国志では主役的な存在で表現され面白い。また次の巻も読んでみようと思わせる巻だ。
紙の本
官渡の戦い
2022/08/15 22:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
曹操と袁紹が雌雄を決する官渡の戦いがクライマックス。
果敢さと抜け目なさを発揮する曹操と、名門・勢力の大きさに胡坐をかいて決断の拙さも加わり敗れる袁紹の対比が描かれる。