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三国志 三の巻 玄戈の星
著者 北方謙三
混迷深める乱世に、ひときわ異彩を放つ豪傑・呂布。劉備が自ら手放した徐州を制した呂布は、急速に力を付けていく。圧倒的な袁術軍十五万の侵攻に対し、僅か五万の軍勢で退けてみせ、...
三国志 三の巻 玄戈の星
三国志 3の巻 玄戈の星 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
商品説明
混迷深める乱世に、ひときわ異彩を放つ豪傑・呂布。劉備が自ら手放した徐州を制した呂布は、急速に力を付けていく。圧倒的な袁術軍十五万の侵攻に対し、僅か五万の軍勢で退けてみせ、群雄たちを怖れさす。呂布の脅威に哂され、屈辱を胸に秘めながらも曹操を頼り、客将となる道を選ぶ劉備。公孫讚を孤立させ、河北四州統一を目指す袁紹。そして、曹操は、万全の大群を擁して宿敵呂布に闘いを挑む。戦乱を駈け抜ける男たちの生き様を描く、北方版〈三国志〉第三巻。
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紙の本
呂布の生き様
2002/07/17 11:02
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょいかごねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
第3巻は何と言っても呂布。感動ものである。1巻からここまで、この呂布の死を目指して話が進んできたのかと思うくらい、呂布の生き様が、死に様が、この第3巻に結集する。
北方三国志では、呂布のように、一般には「武勇は並外れているが短慮で粗暴」というキャラクタが、実に魅力的に描かれている。前半では呂布、中盤の張飛、後半では馬超など。赤兎馬を加えてもいいだろう。思うに北方三国志が目指すのは、こういう「男の中の男」の物語なのだ。こういった人達が、作者が最も描きたい人物像なのではなかろうか。
上述の3人が、すべて愛妻家(3人の奥さんはすべてオリジナル登場人物)として描かれているのも興味深い。
呂布はここで華々しく散るが、呂布も赤兎馬も、その影は最終巻まで残る。
紙の本
三の巻・呂布に感動
2001/12/20 18:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タツー - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻をゴルフで言えば、プレーヤー達が一、二コースを試したところで、同行者のコンディションを見ている位のところか。
三国志に関する本は数多く出版されているが、呂布に関しては、非道、非人間的、感情のない鬼の様な設定で、不気味な役付けとなっているが、この北方三国志では人間味溢れた「人間呂布」として表現され、心を打たれ非常に面白い。また、それぞれの章を代表する人物の主観にたった表現も面白い。やはり次の巻も読んでみようと思わせる巻だ。
紙の本
呂布に尽きる
2022/08/10 15:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
呂布と曹操が決戦した3巻は、呂布の生き様のカッコ良さに尽きる。野心を抱く他の武将たちと一線を画した心持ちが良かったし、劣勢になっても堂々たる姿に感動する。