明け方の若者たち

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そういう時間を誰しも過ごしたのではないか。
うまく日常と非日常の間をくりぬいて書かれていて、ものすごく突き動かされることはないけど、ものすごい共感を生む。
すごい。

８章のラストと最終章の親友の言葉が好き。
20代前半のマジックアワー論はホントその通りだと思う。するとタイトルの意味とは。。。
考えたくなくなるね。。。

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・人生のマジックアワーが舞台（社会人2〜3年目あたり）

・「表現の仕方が逸材すぎんか？」が多い小説

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一言で
分かるなぁでした。
1990年生まれの方々で恋愛体質な方は一度は体験した描写多くありました。

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2021/8/14読了
相手の女性が魅力的で、主人公にかなり共感しながら読んでしまった。
読み進める中で、人生でこんなにも思える女性と思ってくれる友人に恵まれていて良いなと。
自分の境遇と照らし合わせながら読んでしまったので、喪失感や鬱蒼とした気分まで共感してしまった。
サラサラと読みやすい文章でラクに読むことができた。

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意図してこうしたら響くでしょという台詞や文面もおそらくあるけれど、主人公と同じように狂おしいほどに人を好きになった人には響いてほしいと思う。
人生のマジックアワーの時期は人によって様々だけど、本作での提示に私はそうだよなと思ったし、そして、マジックアワーが終わったとしても生きていかなくてはならないことに対しての絶望と、あの時のマジックアワーがあったからこそ、その思い出があるからこそ生きていけるのかもしれないとも思った、、、少し。
最近ちょいちょいこういった作風が出てきている印象がある。

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Twitterにたまたま流れてきたので、読んでみました。
ダメだ、絶対後悔すると分かっていてもどうしても惹かれてしまう人って居ますよね。
そんな人との付き合いはいつまでも忘れられないものになりますし、手に入らない人なら尚更自分の人生に悲しくも刻まれてしまう心情描写が伝わり胸が締め付けられました。

直接の描写はなかったものの、そんな思い出すらいつか風化して美化した思い出になってしまうと思うと切なくも感じてしまいました。

人との出会いは一期一会で、時間は不可逆的であるからこそ価値があると思えた作品でした。

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わかるが永遠に続いた。
僕もフラれたときに尚人さんの名言欲しかった。
パスタより蕎麦が似合いそうとかいう表現ほんと好きです。

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「ここではないどこかを夢見る葛藤」と「こんなはずじゃなかった現実」の間を揺れ動きながら、泡沫のような恋に溺れていく感覚がひしひしと伝わってくる。

今ここ以外のどこかに思いを巡らせる可能性や希望にあふれている若さと、目の前の恋が世界の全てであるかのように溺れてしまう青さを同時に持っている瞬間、それは正に人生のマジックアワー。

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冒頭のエモ小説っぷりに少しげんなりした。しかし主人公が社会人になったパートからの抉り出しが凄かった…。加点式の人生と減点式の人生についてのくだりは確かになと思った。

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久しく恋愛をしていないから、愛しいとか愛されるとかすきとかこんなんだよなぁ、そうだそうだこんな気持ちだった、ってすごく冷静にみた
そして時間の流れてきにはまだ社会人2年目で、就活でそれなりに夢持って大手の会社に入ってでもいま世の中がこんな状況で、ああ数年後こうやって思うんだろうなとか、打席にたつ立たないの話とかすごくリアルだった
明大前という土地もあり、道や風景が想像できるから尚更鮮やかに予想できて、すごくリアル、明大に通っていた元彼と純粋に恋愛してたとき夢見たいな現実みてたし、いまは現実すぎる現実悟り始めてる　ふつうにおもしろかった！

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カツセさんのツイートはいつも楽しく拝見していたので、小説もかなりの期待を持って読みましたがすっごく良かったです！！！

出てくる街がどれも身近で、また20代を過ごした場所でもあるのでめちゃくちゃエモかったです。
内定者の会での勝ち組感、大好きな人との日々と別れ、仕事ができない自分と理想とのギャップ、このままでいいのかという不安…全部痛いくらいに思い出しました。
大学卒業から20代後半は本当に、大人になっているはずなのになりきれない苦しみと、でもその苦さが楽しく愛おしい時期ですね…

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懐かしい。

中盤で出てくる「フジロック留守番組」。
フジロックより楽しいことをしよう。

自分はフジロックに行った組だった。

あの年はあのバンドが来日してたなぁとか。

他にも要所要所に"あの頃"の懐かしさがある。

あの頃の音楽。


一人の女性との恋愛がメインだけど、
やっぱり親友って良いなと思った。

そして、誰もが何かと戦っていて、
ずっと変わらずに、変われずにいるのかもしれない。

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「いくら好きでもない相手が既婚者だったら、ハッピーエンドは望めねえよ」

やられたー！！
そんな描写どこに書いてあったよ？と思って前のページをいくらめくっても見当たらず。
衝撃を引きずりながら読み進めました。
そりゃあ、彼女と連絡も取れなくなるはずですよ。
びっくりした。
この本がデビュー作のカツセマサヒコさん、やりよりますな。

僕と彼女のび太物語というより、僕と親友・尚人の物語のような気がします。尚人の名言は僕だけではなく私も励ましてくれました。