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三国志 六の巻 陣車の星
著者 北方謙三
曹操の鳥丸へ北伐が成功し、荊州が南征に怯えるなか、劉備は、新たなる軍師を求めて隆中を訪れる。諸葛亮孔明――“伏竜”と呼ばれ静謐の竹林に独りで暮らす青年に、熱く自らの志を語...
三国志 六の巻 陣車の星
三国志 6の巻 陣車の星 (ハルキ文庫 時代小説文庫)
商品説明
曹操の鳥丸へ北伐が成功し、荊州が南征に怯えるなか、劉備は、新たなる軍師を求めて隆中を訪れる。諸葛亮孔明――“伏竜”と呼ばれ静謐の竹林に独りで暮らす青年に、熱く自らの志を語る劉備。その邂逅は、動乱の大地に一筋の光を放つ。周瑜が築き上げた水軍を率い、ついに仇敵・黄祖討伐に向かう孫権。父を超え、涼州にその武勇を轟かせる馬超。そして、曹操は三十万の最大軍勢で荊州と劉備を追いつめる。北方版〈三国志〉風雲の第六巻。
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紙の本
孔明登場
2022/09/08 22:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりこま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ついに諸葛孔明が登場、と思って読み始めたら馬超からスタート。西域を駆ける馬超が出てくるのが良かった。中原(曹操)への対抗心が描かれる。
そして、孔明登場。超然としたイメージがあったが、劉備の来訪に戸惑いながら心の底にあった思いに気付かされ、劉備の臣下となっていく様が良かった。
曹操の南下に対する戦略として劉備が逃亡していくやり方が上手いと感じた。
紙の本
天下三分の計
2002/07/19 13:50
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しょいかごねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
はい、皆様お待ちかねの孔明先生の登場です。このいわゆる三顧の礼のシーン、本当に感動ものです。諸葛亮孔明は三国志の最重要時人物の一人だけに、いろんなイメージが付きまとうのだが、北方さんの描く孔明は、天才でありながら、人間的な悩みや迷いを持ちつづける、親しみの持てる人物になっている。ここから劉備軍は孔明先生が中心になり、物語は中盤へと展開していく。、
もう一つの山場は長坂の戦い。この長坂の戦いも、なんか必然性の良くわからない戦いだと思っていたのだが、そのあたりはさすが、ちゃんと納得いくような状況説明がされているので非常に素直に読むことができた。ここでは趙雲の活躍のほか、緊迫したドラマのスピードと盛り上がりがすごい。一気に読み進んでしまった。
紙の本
諸葛孔明が「天下三分の計」を引っさげ登場
2001/12/29 21:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タツー - この投稿者のレビュー一覧を見る
この巻をゴルフで言えば、午前中のハーフ最後のホールで、一区切りとでも言うところだろうか。この巻でとうとう諸葛孔明が「天下三分の計」を引っさげ登場する。今まで劉備軍に不足していた軍略が充実されることになる。計画に基づいた戦いを披露し、クライマックスには新野から十万人の民衆を連れ、巻き添えにする大おとり作戦を成功させる。手に汗握るところだ。周瑜、曹操などの反応、対応の仕方も、話の表現として面白い。しかし北方のレンズは、諸葛孔明だけにスポットライトを当てることなく、話は進められていく。どんな展開になるか、また次の巻も読んでみようと思わせることになる。