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更級日記
少女が源氏物語にあこがれ、たくさんの読み物が読みたくて薬師仏にお願いするくらいの熱中ぶりや、赴任先から都にもどる紀行文やその後など、今と変らない心情を紹介する。
更級日記
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更級日記 日記に綴られた平安少女の旅と物語への憧れ (ストーリーで楽しむ日本の古典)
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紙の本
児童書コーナーでそそられる一冊を発見しました。
2017/12/26 23:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品は、ストーリーで楽しむ日本の古典という
シリーズの一冊です。偶然手にしたのが更級日記。
じつは更級日記が読みたかったというよりも、著者に
惹かれたのです。濱野京子さんが関わっているとのこと、
素通りはいかんという感じでした。
シリーズには平家物語、雨月物語、伊勢物語ほか、
教科書で題名だけ知っている作品が目白押しです。
源氏物語や枕草子がないあたりにシリーズの意図を
感じますが、営業的に大丈夫か心配になりますね。
更級日記の作者は菅原孝標の女。千葉の市原市に
転校してきた小学生が、ゆかりの地ということを知り、
図書館のお姉さんにちょっとずつ抜き語りしてもらいながら
話は進んでいきます。
更級日記の部分が七割、お友だちやお姉さんとの
やり取りが三割ぐらいです。
女性が書いた日記文学で、残存する一番古い作品は
蜻蛉日記、藤原道綱の母の作です。これが紫式部の
源氏物語に影響を与え、それが大好きだった孝標の女の
更級日記へとつながっていくのです。
しかも、藤原道綱の母は孝標の女の伯母にあたり、
そもそも孝標の女も五代さかのぼると菅原道真にあたる
という名門です。
近い時代に、古典エッセーの枕草子や愛憎物語の
和泉式部日記もあり、当時の文学界の華やかな隆盛が
伝わってきます。
更級日記は、国司の父について上総の国にいた孝標の女が、
京都に戻るまでの旅日記と、京都での生活と結婚を書いた
後半部分で一つになっています。
当時の様子に興味が湧きますし、何よりも孝標の女に
降りかかる災難や素敵な出来事などが読み物的に
書かれていて楽しいです。
本編に手を出しにくいと思っている方、聞きかじり的に読めますので、
導入にちょうどいいですよ。
紙の本
さらしなないい
2016/05/12 05:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
更級日記は内容を全く知りませんでしたが、これを読んで子供と一緒に勉強になりました。物語風なので読みやすいです。