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植物のすさまじい生存競争
著者 田中修
※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。私...
植物のすさまじい生存競争
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植物のすさまじい生存競争 巧妙な仕組みと工夫で生き残る (SBビジュアル新書)
商品説明
※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
私たちのまわりに育つ植物は静かに暮らしているように見えます。でも、植物が生きていくためには、栄養をつくるために必要な光、根を生やせる土地、吸収する水や養分が必要です。
新しい植物がその場所に侵入してくれば、自分たちの暮らしが脅かされるので、自分たちの静かな暮らしを守るために、侵入してきた植物と闘わねばなりません。自分が新しい生育地を獲得するために、離れた場所に移動すれば、そこにすでに育っている植物たちと闘わなければなりませんから、発芽した芽や根には、戦う力がなければなりません。
生育する場所が獲得できても、夏の暑さや冬の寒さとは毎年、闘わなければなりません。夏には紫外線や灼熱の太陽の強い光に耐えねばなりません。動物に食べ尽くされない工夫も凝らさなければなりません。
人間とも共存、共生しなければなりません。人間は、必要な植物なら共存共生し、大切にしますが、必要ない植物にはひどい仕打ちで、その場から追い払おうとするからです。
静かに暮らしているように見える植物たちも、すさまじい生存競争に打ち勝つための力を隠しもっているのです。植物たちは、自分が生き残り、子孫を残すために、自分の力を秘め、知恵をめぐらせ、さまざまな工夫を凝らしているのです。
目次
- 第1章 枯れ滅びないための戦い
- (1)光を求める力
- (2)生育する場所の確保
- (3)水や養分を吸収する力
- 第2章 からだを守るための戦い
- (1)紫外線との戦い
- (2)暑さと寒さとの戦い
- 第3章 食べられる宿命との戦い
- (1)なるべく食べられないように
- (2)食べ尽くされないための戦いの武器は?
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動物とは違う形の戦略もある。
2021/06/02 09:40
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
水分との戦い、気候との戦い、食べられる宿命との戦い。。。
植物だってのんびり生きているわけじゃない。
どうやって生き延びているか。その特徴的なものを紹介する。
強すぎて「悪者」になっている植物も数多く登場。
植物同士の競争に勝つことは人間の評価とは別物なのだ。
動かないことを長所にする工夫。
少しぐらい食べられても大丈夫な工夫。
確かにすごいけど、こういう工夫は動物だって、菌類だってそれなりにあるのだろう。
なんだか今一つな読後感なのは、そんな風に思ってしまったせいか。
それとも「最近似たような本が増えたな」と思うからか。