読割 50
電子書籍
記憶翻訳者 いつか光になる
著者 門田充宏
過剰共感能力者とは、他人の感情に共感しすぎてしまう特異な体質のために、社会生活に支障をきたしてしまう人々。生きづらさを抱える彼らの共感能力を生かし、本来はその持ち主にしか...
記憶翻訳者 いつか光になる
記憶翻訳者 いつか光になる (創元SF文庫)
商品説明
過剰共感能力者とは、他人の感情に共感しすぎてしまう特異な体質のために、社会生活に支障をきたしてしまう人々。生きづらさを抱える彼らの共感能力を生かし、本来はその持ち主にしか理解できない記憶を第三者にも分かるようにする“記憶翻訳”の技術を開発したのが九龍という企業だった。珊瑚はその中でもトップクラスの実力を持つ記憶翻訳者だ。依頼人の記憶に寄り添い、その人生を追体験するうち、珊瑚は幼い頃に失った自身の一部について思いを馳せるようになる──第5回創元SF短編賞受賞作「風牙」を収録。心を揺さぶる連作短編集。/【収録作)風牙/閉鎖回廊/いつか光になる/嵐の夜に/あとがき/解説=長谷敏司※本書は、『風牙』(2018年10月刊行)を再編集・改題し、書下ろし2編を加えたものです。
目次
- 風牙
- 閉鎖回廊
- いつか光になる
- 嵐の夜に
- あとがき
- 解説=長谷敏司
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
元気印のヒロイン
2021/03/07 23:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんとも元気のいいヒロインが出てきたもんだ。
でも、元気いっぱいの裏に、過剰共感という苦しみを抱えている、その光と影のコントラストが健気で愛おしい。
何で、はっちゃけた感じを出すのに関西弁である必要があるのかは知らないが、作者の趣味なのだろうか。ステレオタイプを目指したのか。
出演者みんなが心に闇を抱え、ホラータッチの物語の中で贖罪と救済を求めていく姿が力強く感じる。
なんにしても、まだまだシリーズが始まったばかり。続編も併せて読みたいと思う。