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文系・理系対談 日本のタコ壺社会
知的興奮を呼ぶ、まったく新しい日本論!文系・理系両極のキャリアを重ねた麻布卒の同期生による、この国の閉塞感の原因を問い、その解決策を考える対談集。このままで日本は本当に大...
文系・理系対談 日本のタコ壺社会
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文系・理系対談日本のタコ壺社会 (日経プレミアシリーズ)
商品説明
知的興奮を呼ぶ、まったく新しい日本論!
文系・理系両極のキャリアを重ねた麻布卒の同期生による、この国の閉塞感の原因を問い、その解決策を考える対談集。
このままで日本は本当に大丈夫なのか、必要な改革がなかなか進まない原因はどこにあるのか、我々が皆、自身の属する閉鎖的な組織(タコ壺)にどっぷりつかり、内輪のルールや「空気」に従うのが当然だと思っていることに原因があるのではないか――。
文系・理系の無意味な「区別」への疑問を端緒に、タテ割りを排し、既得権に切り込み、現状を打開するための方策を考える。
目次
- 第1章 文系・理系の区別はタコ壺社会の出発点
- 第2章 理系の問題は何か
- 第3章 文系の問題は何か
- 第4章 文系・理系共通に必要な数学力と語学力
- 第5章 大学とタコ壺社会
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上級国民の茶飲み話
2022/08/07 21:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Haserumio - この投稿者のレビュー一覧を見る
一読、期待して読み始めましたが、あまりの内容の無さに呆然。超訳すれば、(1)日本は旧態依然のタコ壺社会であり新たなビジネス・モデルやR&D・モデル、ロール・モデルを創らなければならない時代にこれから大変、(2)そのためには多様性や若い人の勉強と活躍などが大事、(3)でないと発展著しい中国などにやられる、(4)それにしても自分達の頃の麻布高校はよかった、の四行で終わる一冊。東大副学長と元農水省次官の日経から出された対談がこれじゃ、日本はほんと危ないぜと個人的には感じてしまいました。奥原氏の下記のような「上から目線」の物言いもどうなのかねぇ。
「日本は、民間についても大学についても、似たような状況なんじゃないですか。いざとなれば国が助けてくれるのではないか、といった甘えがかなりあるように思いますよ。」(137頁、奥原氏コメント)
多様性だけでは価値を生まない、(個人の頑張りといったレベルではなく)多様性を価値につなげるのに威力を発揮するメカニズムやシステムにはどのようなものがあるのか、またそれをどう実現するのか、ITやAI分野での日本の遅れはどのように生じ、ではどうしていくべきか、自分たちはこれまで「タコ壺」をどのように破壊してきたのか等々、掘り下げた議論やなるほどと手を打つような意見開陳を期待していたのですがそれもなく、最初から最後まで同じような話がくちゃくちゃと続く「上級国民」二名による単なる思い出話と茶飲み話でした。(自分でお金を出して池袋で買ったので、最後まで読み通しましたが・・・)評者は滅多なことでは星一個というのは付けないのですが、これはイタイ一冊でした。