社会保障と財政の危機
著者 鈴木亘
感染症の危機、経済の危機の次は、社会保障の危機である。生活保護、医療、介護、年金の現状と対策を、社会保障研究の第一人者が解説・提言。さらに、消費税と社会保障費の切り離しを...
社会保障と財政の危機
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商品説明
感染症の危機、経済の危機の次は、社会保障の危機である。生活保護、医療、介護、年金の現状と対策を、社会保障研究の第一人者が解説・提言。さらに、消費税と社会保障費の切り離しを訴え、ベーシック・インカムの可能性について検討する。 【社会保障の大問題とその解決策の例】●生活保護:「働くと負け」状態→求職者支援制度を活用すべき ●医療:都市と地方の病床数格差→開業医の報酬を減らせ、地方版の「中央社会保険医療協議会」を作れ ●介護:壮絶な人手不足(訪問介護ヘルパーの有効求人倍率は14.75倍)→保険と保険外の混合介護の導入、家族介護に現金給付 ●年金:将来純負担(現在の現役層および将来世代の「支払い損」の金額)1100兆円→マクロ経済スライド(年金カット)をフル稼働させよ ●財源:消費税と社会保障費を切り離せば、消費税減税が可能になり、社会保障改革も進む 大阪市・東京都の特別顧問を経験し、政策実務を熟知している研究者が、現実的な分析・提案を行う。
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コロナ禍の中の参考書です
2020/12/30 06:47
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投稿者:さたはけ - この投稿者のレビュー一覧を見る
生活保護の方が減らない原因がその制度にあること、「働き損」という貧困の罠にあったということが理解できました。
現在のコロナ禍の中、働ける能力のある失業者に対して、安易に生活保護を認めるべきではない、そのために「求職者支援制度」の改善が求められる、と筆者が言われる通り、使い勝手の良い制度になってほしいと思います。