紙の本
警察大河小説は熱くなる
2022/05/01 11:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
機能警察シリーズ第3弾。龍機兵操縦士の一人ユーリ・オズノフの生い立ちから遍歴が描かれる。元ロシア警察官の魂の遍歴は、読むうちにずいずいと引き込まれる。現代ロシア人の心の内側を少し垣間見る気がする。ユーリのこれからの立ち回りがきになる。そしてロシアの歴史と腐敗が生み出す犯罪社会にどのように立ち向かうのだろうか。こ大河警察小説は、面白い。
紙の本
ちょっと毛色が違うけど
2021/03/10 03:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:TAROLEB - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回はユーリが主人公の、ちょっと毛色が違った話でしたが、面白かったです。でも、これから入ると、ちょっと方向性を間違えるかも。順番通りに読んでいくのをお薦めしま明日。
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シリーズ3作目。龍機兵で1番好きなユーリ・オズノフ警部の過去が関わっている事件です……面白い。。
初っ端から(えっ辞めちゃったの…)と消沈してたのも束の間、良かった〜からのオズノフ警部の過去編の壮絶さで心が痛いです。前作のライザ警部も凄かったのに。
ゾロトフとの幼少期からの確執、ユーリがたまたま観ていた『スタンド・バイ・ミー』に似ているようで全く違う道を辿っていると気付くシーン、好きでした。犬のタトゥーも。
つらい……と思っていたら、ラストに悪魔のような沖津部長。この勢いで下巻に突入します。
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重厚。これまでのシリーズ作品に増して重厚の極み。
後半でこの重苦しさがどう展開するのか、期待感しかありません。詳細レビューは下巻にて。
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警視庁との契約を解除されたユーリ・オズノフ元警部は、旧知のロシアン・マフィアと組んで武器密売に手を染める。一方、市場に流出した新型機甲兵装が〈龍機兵〉の同型機ではとの疑念を抱く沖津特捜部長は、ブラックマーケット壊滅作戦に着手した。ロシアの歴史と腐敗が生んだ最悪の犯罪社会に特捜部はどう立ち向かうのか。
単行本刊行時から8年ぶりの再読。やはり、モスクワ民警時代のパートがいい。
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元民警のオズノフ警部の過去、短い栄光の日々と、その後のおぞましい過去が語られる。
しかし、沖津が一番の悪党だなと再確認。
そして、過去の因縁の絡む潜入捜査の行方は下巻へ
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シリーズものの小説は、観光間隔が開くと、ほぼ完全に登場人物とか、その背景とか忘れてしまう。かといって毎回読み直すのも、自分的にはちょっと違うし、何となくのまま読み進めてしまうことが多い。本作も、多分には漏れないんだけど、キャラ立ちが素晴らしいせいか、主たるメンバーはそれなりにしっかり覚えていられる。という訳で、今回もその中の一人に焦点が当てられた作品。しかも、本上巻の後半は、丸々その回想に割り当てられているという結構。自分が読む長編としては、シリーズ3作目だけど、こういう展開も大歓迎。という訳で、現在とシンクロしたところで上巻は終わり。下巻も興奮しそう。
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昨年からのコロナ禍が収まる気配も見せぬ2021年の読了1作目は、そんな閉塞感を打破するようなスッキリ作品…とは真逆の重暗SFサスペンス警察小説(むっちゃ適当なカテゴライズですw)シリーズ「機龍警察」の第3作です。
このシリーズ、SF好き、ミステリー好き、警察小説好き、メカ好きは、四の五の言わずとにかく全員これを読め❗️と全力で推し続ける所存です( ´艸`)
前作「自爆条項」でのライザ・ラードナー警部に続いて、本作では、同じく特捜部警部で龍機兵パイロットの一人であるユーリ・オズノフに焦点が当てられています。
オープニングから怒涛の衝撃が次々に繰り出され、やがて彼のロシア警察での刑事時代から、想像を絶する紆余曲折を経て、青天の霹靂のごとく日本警察の一員となるまでが上巻では描かれます。
重い、暗い、でもやめられない止まらないの上巻を読み終えて、下巻での壮大なカタルシスを大いに期待するところです。
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暗黒市場は、ユーリ・オズノフの過去が明かされる。自爆条項のライザの過去もすさまじいものだったけれど、ユーリ・オズノフの過去もすさまじい。
現在と過去絡み合う。
その先はどうなる。過去の謎は解かれるのか?
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ロシア人の元刑事ユーリを中心にストーリーが進み、隠された過去も明らかになる、
マフィアへのスリリングな潜入捜査、警察内部闘争、友人・元恋人・同僚たちとの悲しみに溢れた愛憎劇、そして、主人公兵器パワードスーツ”機龍”の出番は少なめながら、ラストまであっという間に読めてしまうSFサスペンスシリーズ。
本作主人公ユーリに感情移入でき、失神するような火傷と打撲を味わう疑似体験できてしまった。
どうやら、次回作の文庫化するまで待てず、ハードカバー価格で買ってしまうぐらい世界観に、はまってしまったようだ。
この作品、アニメ・ハリウッド映画でではなく、海外で発表されないかなぁ、日本発SF文学作品としてウケると思うのだが。
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このシリーズの面白味は、各キャラクターのバックグラウンドの深さだと思う。
本作上巻では、囮捜査として潜入するユーリの日本に来るまでの経緯が語られる。
早く本筋(囮捜査)に戻れ、と思いながら読んでいたが、この生い立ちがユーリの今のキャラクターをより際立たせる要素なんだと気づき、じっくり読み進めた。
ユーリの今を楽しむ準備は出来た。下巻の展開が楽しみだ。
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ペレストロイカなど大きな改革や戦争の後には、
必ず不穏で邪悪な活動が行われる歴史があると感じました。
下巻が楽しみです。
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自爆条項でライザㆍラードナ―の壮絶な過去から現在が描かかれ心を鷲掴みにされて暗黒市場でユーリㆍオズノフにスポットが当てられてまた心を鷲掴みにされた。今日、ロシアとウクライナで起こっている戦争が絵空事ではないと感じざるをえない。
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機龍警察・暗黒市場(上)
おもしろい…、最後のページを読んで
『んうぅぅぅぅぅー‼︎』ってうなった。
面白すぎて感想をドラクイズにしてみた!笑
ゆうりだよ
はしろくな
くもまする
やおすまよ
ゅしのぎつ
下巻が手元にないので、本屋へダッシュ!
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機龍警察シリーズ第3弾。今回の主人公は元ロシア警察官のユーリ。現在に至る経緯とかこの秘密が明らかになる。それにしても、とてもよくできている小説。単に登場人物の一人を詳述するだけでなく、全体的なテーマ(今回は、相似形)をいくつも散りばめ、この長編で伏線とその回収を見事に行なっている。読み応えある一冊。また、警察と政治家、闇社会との結びつきにより、一般市民が犠牲になる構図は世界共通なんだということ、オリンピックの疑惑の最中、小説だけじゃないし、外国の話だけじゃないことに暗澹とさせられる。