商品説明
1970年、文芸誌『文芸』は2度にわたり、当時たびたび芥川賞候補に挙げられていた若手作家5人を集め、「現代作家の条件」「現代作家の課題」と題した座談会を開く。翌年、小田切秀雄に「内向の世代」と呼ばれる彼らは、現代作家に大きな影響を及ぼすことになる。本書は座談会出席者の一人黒井千次氏が、初期作品の中から瑞々しい魅力を放つ中短篇を精選した作品集。収録作家:後藤明生、黒井千次、阿部昭、坂上弘、古井由吉。
目次
- まえがき 黒井千次
- 私的生活 後藤明生
- 闇の船 黒井千次
- 鵠沼西海岸 阿部 昭
- 日日の友 阿部 昭
- ある秋の出来事 坂上 弘
- 円陣を組む女たち 古井由吉
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「内向の世代」初期作品アンソロジー
2019/11/28 23:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
1960年代後半までにかけて文壇に登場したいわゆる「内向の世代」の作品を集めたアンソロジー。あまり手に入りにくい作品が集まっているので、ありがたい。特に古井由吉の「円陣を組む女たち」が読めるのはありがたい。