贈られた手―家族狩り　第三部―（新潮文庫）

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どーーんどん、お話しが展開しまくるですよーーー！！！
展開するって言ってもアレですよ。家族、とか、自分とは？とか、そっちの方です。
重ーーーいの。深ーーーーいの。女子高生の子に思わずホロリです。

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登場人物にとってはバラバラに扱われている事象を、全体を俯瞰している読者にとっては、そろそろつながりが見えてきたかなというところです。救いのない結末へ残り２巻で加速していくのか、それとも、救いがあるのでしょうか。ちょっとドキドキです。

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またひとつ無理心中に見える一家惨殺事件が起こる。そしてその周りには 浚介がおり 馬見原がおり 亜衣もいる。
あることから逃げ出さずに立ち向かおうとすると もう一方のあることが壊れそうになる。今、たった今この時に 本当に考えなければならないことは何なのか？　手を伸ばせば届く身の回りのことなのか、それとも雲を掴むような遠い所のことなのか。両方を一度に胸に抱くことは不可能なことなのか。

浚介は、教師になりたての頃 たった半年教えたことのある元生徒と出会うことで 闇の中にひとすじの光を見た心地なのではないだろうか。僅かでも明日につながる何かを感じられることが これほどほっとさせるものだと 改めて感慨深い。
救いのない沼の底にいながら 第一部・第二部とは ほんの少しだけ光の色が違っている第三部だと思う。第四部では もっと明るく温かい色味を感じられることを願う。

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いやはや　ほんとうに　内容をかなり変えてしまったのは致し方ないにしても　こうなってくると　終わりをどう変えたんだとひたすら読むしかないということになるわけだ

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この本は素晴らしい。
家族のあり方を考えさせられる。
自分の家族を持つ前に一度呼んでみるといいかも。

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作者自身かなり勉強を積んで書いただけあって、リアルすぎて怖い。サスペンス。
やっぱり読みながらイライラする。

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浚介に明るいきざしが見えてくる。
研司のお父さんが真剣に親になろうと考えている。
それだけですごく救われた感じ。
あたしってだまされ易いのかもしれない。
「心を入れ替えました」って言われたら、それまでどんな悪いことをしてきた人でも信じようって思っちゃう。

頼むから「永遠の仔」みたいな終わり方はしないでね、と祈る気持ちで読んでる。

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ピエロ。浚介は、生徒たちからそう呼ばれていたのだという。ふたつの事件を経て、虚無に閉ざされていた彼の心に変化が訪れていた。ピエロ。馬見原は今そう見えるだろう。冬島母子を全身全霊で守っているにもかかわらず、妻や娘との関係は歪んだままだから。また一つ家族が失われ、哀しみの残響が世界を満たす。愛という言葉の持つさまざまな貌と、かすかに見える希望を描く、第三部。

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今、まさに新聞をにぎわせてるような事件が次々に起こります。

家族の愛を、むげにしていたら大変になる。って思いました。

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シリーズ第３部。本当にまだまだ続く。本を読むことに若干苦痛を感じる性格の自分でも続きを読みたいと思いました。ただ、巻頭にある、会話。すこし疑問に思うときもあるかと思います。人の考え方にはそれぞれにあるわけだから、すべてをひとつの結論に持っていこうとする話し方の様な気がしてしまいました。結論はひとつではない。けれど、ひとつの場合もある。そう思います。第４部も続けて読もうと思います。

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電話相談員の主張とか、巣崎の言葉とか、正直「そんなこと言い出したらきりがないじゃないか」と思うことがたくさんあったけれど、だからといってそれを否定できない。普段は肯定していなくても、見方を変えれば私だって自信をもって主張するだろう考え方。そんな微妙なラインの問題が随所にちりばめられていた。この物語のなかで起きている事件は、単に真相云々というものではない。その点がとても、リアル。

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5部作の3冊目。
このあたりに来ると、もう止まらなくなる。
どこに行くのも文庫本を手放せず、少しでも時間があると、先を読みたくなる。
それはエンタテイメントに対する楽しみ方とは違い、読み進めるうちに「どうしたら解決の糸口が見つかるのだろうか」という気持にさせられるからだ。
家庭の問題はそれぞれだとはわかっていても、どの事例も自分に当てはまるような気もしてくる。
もし、この子が自分だったら…
もし、この親が自分だったら…
もし、…

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んんんんー。
なんか怪しい、神がかってきたかなぁーーー。
大体犯人はわかってきたような。
でもシロアリとの関係は・・
皆、家族にこんな大きな問題とはいえ抱えてるんだろうな。
でも世界の人たちが戦争で・・・てのはなんかちがうと思う。
それぞれの環境であり運命であり。。
個人的意見だけど。

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28-29 Mar 2009
だんだんつらくなってきた。自分の身辺の一部がデフォルメされて描かれているような錯覚に陥る。